鳥インフルエンザ | 認定NPO法人 環境市民

鳥インフルエンザ

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

前ほどは大きくニュースで言いませんが、
鳥インフルエンザが猛威をふるいつつあります。

すでに、2016年10月31日~12月20日までで、
北海道5例、青森県4例、秋田県6例、
岩手県2例、新潟県10例、福島県1例、
宮城県2例、栃木県1例、茨城県5例、
愛知県8例、三重県1例、兵庫県1例、
鳥取県5例、鹿児島県30例と、
14道府県におよんでいます。

内訳は、
野鳥56例、家禽5例、環境試料6例、
動物園の飼育鳥14例。

北海道では家禽28万羽を殺処分、
秋田県の動物園では園内のトリを132羽殺処分、
青森県では家禽23,080羽を殺処分、
新潟県では家禽55万羽を殺処分しています。

愛知県の東山動植物園では、
12月6日のコハクチョウ3羽を皮切りに、
シジュウカラガン2羽、
コガモ2羽、ヒドリガモ1羽、
(うち、感染が確認された2羽は殺処分)
計8羽が確認され、
動物園エリアを12月11日から17年1月12日まで非公開としました。

鳥インフルエンザが人間に感染する割合は低く、
その点においては心配は少ないと言われています。
それでも、鳥の間では致死率が高く、
感染していない鳥を守るために、
仕方なく処分するしかないのです。
鳥を飼育している施設は、戦々恐々としています。

たとえ、直接関係がないとしても、
野外での鳥との接触には、
これまで以上に気を遣わないといけません。
ウイルスが今後変化していく可能性もあります。

なんだか哀しくなります。
これも何かの警告なのでしょうか。(ち)