至福の稲刈り

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

2月から取り組んできた手作業の田んぼが収穫を迎えました。
お米を作ってみたいとあこがれ続けて、初めての収穫です。
実った穂をひとりこつこつと鎌で刈っていくと、この上ない
幸せに包まれている自分を感じました。

これまでにも様々な仕事を体験し、それなりにうれしさや
よろこび、達成感を持つことは多々ありましたが、今回の
それは、これまでのどの仕事ともまったく質が違う、
「至福」としかいいようのないものです。

田んぼのはじめの準備から、籾蒔き、畦塗り、田植え、除草と
暑い日も雨の日も長い時間をそこで過ごし、その場に、命に
向き合いつつ、一つひとつをこなしてきたからでしょう、
世の中にはこんなに自分を幸せにする仕事があったのか!と
あまりもの満たされる感覚に、腹の底から驚いています。

この場に導き指導してくれた先輩に、大変な作業を手伝って
くれた仲間に、心を分けてくれた友だちに、あたたかい目で
見守ってくれた周囲の農家の皆さんに、そして、お日さまや、
水や、草や、虫や、この実りを支えてくれたたくさんのもの
たちに、感謝の気持ちでいっぱいになり、満たされた感覚の
中でただひたすらに鎌をふるう自分がいました。

いのちと、自分の力と、真摯に向き合う自然農の世界。
まだまだへなちょこで腹も腰も全然座っていない私ですが、
その世界の魅力の片鱗にふれることができ、二度と離れがた
いものを感じています。
(げの字)