つくる人にもハッピーなバレンタインを | 認定NPO法人 環境市民

つくる人にもハッピーなバレンタインを

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

2月14日はバレンタイン。
本命、義理チョコ、友チョコ、自分用チョコ……。
とにかく多くの人がチョコを食べてハッピーなひとときを過ごすこの日。

でも一つ心にとめておきたいことがある。
それは、チョコの原料となるカカオをつくっている人の幸せ。

チョコの原料となるカカオ。
日本にやってくるカカオの8割はアフリカのガーナから輸入される。
その生産に多くの子ども達が従事している。児童労働だ。
ガーナを含む西アフリカ4カ国で調査したところ、カカオ農園で
数十万人の子どもが働き、約6割が14歳以下の子ども達という※1。

子どもたちは学校に行けず一日中重労働をする。
学校に行かなかった子どもたちは、教育の大切さが理解しづらく、大人になると子どもを働かせてしまうことが多いという。
農薬や重労働で健康を害してしまう子どももいる。

ハッピーなバレンタインには不釣り合いな事実。
この状況を止めていくために私たちにできること。
それは「フェアトレード」つまり生産地の環境や人権に配慮し、
対等な賃金を支払い、地域の発展も大切にしたチョコを選ぶこと。
最近はおしゃれでおいしいフェアトレードチョコも増えている。

もし、見当たらなかったら「フェアトレードチョコはありませんか?」と聞いてみよう。
私たちの選択が子ども達のハッピーにつながるのだから。
(ま)

※1 参考:http://acejapan.org/valentine/campaign/

▼ぜひご参加を▼
児童労働の問題に取り組むNPO法人ACEではバレンタインにファエトレード
を選ぶアクション「バレンタイン一揆」をよびかけています。
http://acejapan.org/valentine/