出石川(兵庫県豊岡市)のコウノトリと花梨 | 認定NPO法人 環境市民

出石川(兵庫県豊岡市)のコウノトリと花梨

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秋は鮎が産卵に川を上る季節。
水鳥には嬉しい季節、
待っていれば、餌がどんどんやってくる。

コウノトリもそれを知って、
最近は川で待ち伏せをしている。

元々、どちらかといえば、
コウノトリは鈍臭い。
私は、コウノトリが自然界で餌を探しているところは見たことがあっても
食べているところを見たことがない。

出石川に行けば、見られるというので、
バスの運転手さんに、
「コウノトリが見えたら、降ります」と、
無茶なお願いをして、バスに乗り込んだ。

なんとか見ることは出来たが、
期待した10羽とかではなく、
サギに混じって、のんびりと、二羽が川にたたずんでいた。

川の河川敷は、雨でぬかるんでいる。
国道は、車がビュンビュン通って怖い。
視線の中に花梨の木が入って、思わずそのお店に入る。

うどん屋さんだった。
花梨の話をすると、その家の三つ子ちゃんが、
花梨の実をひらってきてくれた。

その実を売ってもらった。
今年も花梨を漬けよう。
コウノトリが上を飛んだかもしれない花梨の木の。(ち)

写真…出石川を上から見た風景(撮影者 ち)