「守る」とは… | 認定NPO法人 環境市民

「守る」とは…

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日本三景の1つ、天橋立のある宮津市に去年より関わり続けています。
松島、宮島と並んで、日本三景の1つとして多くの観光客が訪れる天橋立。
対岸を約3.6kmの砂浜と松林がつなぐ光景は実際に歩いてみても、
眺めてみても非常に美しい光景です。

実はこの天橋立を世界遺産にしようとする動きがあります。

屋久島や知床などに代表される世界自然遺産の候補地にし、
その景観を永く伝えていこう、というのが名目としてありますが、
観光客を招くことによる商業的な目的を持っている人がいることも事実です。

屋久島は世界遺産に登録された結果、観光客が激増し、
かえって自然破壊につながってしまったのいうのは有名な話ですよね。
天橋立も同じような結果にならないか、非常に気になるところです。

もちろん、純粋に天橋立を守ろうとしている人々もいるはずです。
天橋立の自然風景やそこに根付く文化を守ろうとしいている方々もいるはずです。
そうした人々にとっては「世界遺産」とはどういう位置づけになってるのか、
機会があればお話を聞いてみたいところです。

天橋立を「守り」、伝えていくために、本当に必要なのはなんなのでしょうか。
近代化した日本の中で、こうした自然をどう扱うか、意見の割れる問題をこれから
考えていきたいと思います。
(い)