エコ遠足で川の調査 | 認定NPO法人 環境市民

エコ遠足で川の調査

西在田小学校エコスクール日記②

5月2日晴れ、全校生徒でエコ遠足に出かけました。
エコ遠足の目的のひとつは、学校近くの川に生息する生き物や植物を調査し、課題を見つけ、解決のために行動をおこしていくことです。

この活動は、エコスクール活動のステップ2「調査をして目標を決める」にあたります。

エコスクールの活動ステップについてはこちらを参照

1年生から6年生の仲良し班(縦わり班)に分かれて調査開始です。

事前に「きれいな水」「少しきたない水」にすむ生き物について資料で調べ、学校近くの川にはどんな生き物がいるのか探索しました。
採取した生き物を入れるミルビンや捕獲器を持って、川に入っていく子どもたち。 6年生は低学年の子どもたちをしっかりとリードします。

記録係の子どもたちは、班のみんなが見つけた生き物の名前をボードに書き写します。
「これは何だろう、資料にものってないみたい」
「えびの種類ってたくさんあるんだ」
いろんな声が聞こえます。
約2時間の探索の後、班ごとに意見や感想を出し合いました。

「知らない生き物についてもっと知りたいと思った」
「ふだん、見たことがない生き物が見られて楽しかった」
「ごみを見つけてイヤだった。環境に悪いと思った」
「ホタルをみつけたかったのにいなかった」
「濡れていやだった」

初めて川に入った子、ずぶ濡れになるほど川につかった子、生き物を見つけてわくわくした子、ごみに気づいた子、みんながそれぞれの経験をし、いろんな思いを持ちました。
今回のエコ遠足のもう一つの目的は、子どもたち同士の連帯感を養い、相互に思いやる気持ちを育むこと。
1年生から6年生の縦割り班で力を合わせて探索したエコ遠足。
子どもたちのなかでつながりを生み、思いやりの気持ちを持つようになること、子どもたちが互いに成長していくプロセスは、エコスクール活動の成果でもあるのです。

次回は、エコ遠足を振りかえって、課題を出し合う全校集会の様子をお知らせします。