押し入れで眠る蛍光灯 | 認定NPO法人 環境市民

押し入れで眠る蛍光灯

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

ご存知のように蛍光灯には微量ですが水銀が含まれているので適正に処分することが大切です。
以前は、最寄りの地下鉄の駅に蛍光灯の回収ボックスがあったのですが、最近は「使用不可」との張り紙が。

はて、どうしたものか、
と京都市のまち美化事務所に電話をしてみました。

そもそも回収ボックスが使えなくなった理由を尋ねると
「回収物以外のごみを入れられることが多かったから」とのこと。
市民のマナーの悪さが原因だったようです(がっかり)。

ではどうすればいいのか、と尋ねると、
近くのまち美化事務所に持っていくか
回収拠点マップで最寄りの回収拠点を探して持っていくべし、と。

まち美化事務所は平日しか空いていないので、
平日仕事をしている私には難しく回収拠点マップをみても、
近くで回収してくれるところは見つかりませんでした。

いや、そもそもこんな面倒なことを
多くの人がわざわざ調べてやるとは思えません。
結局は燃えるごみの日に袋に入れて
捨ててしまっている人が多いのではないでしょうか……。

その結果、ごみを回収する人が危険に晒されたり、
水銀が適正に処理されない、という事態になっているのではないでしょうか。

「水銀は日本では適正に処理されている」と聞きますが、
ほんとかな、と思った出来事でした。

結局、使えなくなった蛍光灯を
まち美化事務所に平日持っていく機会がなく、
半年以上押し入れの中で眠っています。(ま)

<今週のコラムニスト>
ペンネーム:ま

地球のサステナビリティと共に、自身の体力のサステナビリティが気になる今日この頃。
好きな食べ物は塩豆大福。