「脱使い捨て」でいこう! 世界で、日本で、始まっている社会の仕組みづくり | 認定NPO法人 環境市民

「脱使い捨て」でいこう! 世界で、日本で、始まっている社会の仕組みづくり

「脱使い捨て」でいこう!
世界で、日本で、始まっている社会の仕組みづくり

(環境市民 理事 瀬口亮子 著)

のどが渇けばペットボトル飲料やコンビニコーヒー、忙しい日の晩御飯はデパ地下の惣菜を並べて完了。それほど贅沢しているわけではなくても、私たちの生活は、「地球を使いすぎ」ています。地球を公平に将来にわたって共有していくために、今こそ「持続可能な消費と生産=使い捨て型ライフスタイルからの脱却」にシフトする時です。そして、誰もがそれを選択するためには「社会のしくみ」が必要です。本書は、レジ袋、ペットボトル、使い捨て品、過剰包装、製品の長寿命化、食品ロス、と言ったアイテム、項目ごとに、国内外の「脱使い捨て」の政策・取り組み事例を豊富に紹介し、日本の仕組みづくりに向けた考察を加えています。
脱使い捨ての取り組みは、生産者と消費者のコミュニケーションを促し、魅力的なまちづくりにもつながります。ポジティブな気持ちで一歩を踏み出すための一冊です。

もくじ(抜粋)

第1章 なぜ今、脱・使い捨て?
「持続可能な消費と生産」へのシフト/プラスチックをめぐる新たな動向…

第2章 レジ袋を減らす
世界で進むレジ袋削減のしくみづくり/経済的手法の先行事例〜デンマークとアイルランド/プラスチック袋禁止〜イタリア…

第3章 ペットボトルを減らす
脱ペットボトルと水道水利用推進の動き/全米首長会議での決議と自治体ボトル飲料水調達禁止…

第4章 使い捨て品を減らす
韓国の法律に基づく一回用品使用規制/ドイツ・カッセル市などにおける使い捨て容器への環境税/海洋プラスチック問題から新たな動向…

第5章 過剰包装を減らす
日本の事業者による適正包装の自主基準とISO、JIS規格/包装の適正化に向けた消費者と事業者のコミュニケーション

第6章 長く使う、修理する、シェアする
おもちゃドクターにおまかせ/修理の楽しさを広げるカフェ…

第7章 食品ロスを減らす
世界の食料の3分の1が食卓に上がる前に捨てられる/食べ物を救い出せ!欧米の市民発の活動/貧困者支援から生まれたフードバンク…

第8章 私たちが選ぶ未来
日本のしくみづくりに向けて/一番大事なRは「責任」…

定価本体 1800円+税 (環境市民から発送の場合は180円)
A5版並製 176ページ 2019年2月刊

著者紹介

瀬口亮子(せぐちりょうこ)
NPO法人環境市民理事・研究員、水Do!ネットワーク事務局長、環境カウンセラー。主に廃棄物・3Rおよび気候変動・エネルギーの分野において、国内外の法制度や取り組み事例の調査研究、提言活動を行う。キャンペーンの企画運営、環境教育など、様々な主体と協働で現場活動を展開。