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新型コロナウイルスへの対策について
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
新型コロナウイルスに感染した患者や、
現場で戦っている医療機関の医師や看護師によるSNSなどの
動画配信が多くみられるようになり、
日に日にその惨状が明らかになってきました。
勇気を出して必死になって現状を伝えてくれる感染者や
医療機関の方々には心から感謝申し上げます。
そしてわたしたちはその声を真摯に受け止め、現状を把握し、
自分勝手な行動をとるのではなく、
社会の一員であることをしっかり認識しながら
危機感を持って行動しなければならないと思っています。
前代未聞の新型コロナウイルスへの政府による緊急対策は、
世界各国でそれぞれ異なりますが、日本はどうでしょうか。
国もこの逼迫した状況の中で、必死に有効な対策を考えているのだと思います。
しかし、メディアを通し日々目にするのは、
国の政策に対する感謝ではなく多くの批判の声です。
最近もっぱら話題になっているのは、
政府からの「全世帯にマスク2枚の配給」のことです。
きっとこの対策も、国のリーダーたちは必死に考え、
出した取り組みなのだと思います。
その思いには、まず感謝申し上げたいと思います。
それも有り難いのですが、スズメの涙ほどのわたしの税金も、
一生懸命働いた血税です。
これまでにない危機的な状況だからこそ、
国のリーダーたちにはその血税を、
日々新型ウイルス感染症と対峙しながら今を生きている全ての人々に対し、
恐怖と不安を拭い取ってくれるような、
本気で心に寄り添った政策に使っていただきたい。
感染の不安を抱えながら、
賃金を得るために今もなお電車やバスなど交通機関を使って
出勤せざる得ない会社員たち、
経済的大打撃を受けて
「明日の糧はないかもしれない」
と怯えている人、
自宅待機でDVや虐待に悩まされている大人や子どもなど、
深刻な状況に置かれている市井の人の声を
真っ向からすくい取っていただきたいと思います。
特にこの機に、差別や分断を助長しないように
すべての人の気持ちや暮らしに寄り添った対策をしてほしいと、
心で叫び願ってやみません。
またわたしたちも、
この状況で逼迫した国のリーダーたちに頼るだけではなく、
自らがリーダーになりこの状況で何にどう貢献できるかを、
考えていきたいものです。
まだまだ先の見えづらい状況ではありますが、
気持ちを強く持ち、一緒に乗り越えていきましょう!
(ぽん子)
<執筆者紹介>
ペンネーム:ぽん子
絵描き。
東京生まれ東京育ち。旅好きの女寅さん。
ニュージーランド→オーストラリア→淡路島→京都在住を経て徳之島に落ち着きました。
自然の芸術も人から生み出された芸術も大好物。