21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
きっと社会は私たちの手で変えられます
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
初めてこのコラムに寄稿をさせていただいた際、
皆様が環境の活動に関わることとなった、あるいは、
関心を持つこととなった「きっかけ」に関心がある
と書かせていただきました。(※2)
そして、私が冒頭の行動(木質バイオマス熱利用事業の事業化とその運営)
を行うこととなったきっかけは、3.11です。
環境の活動を始めて十数年が経っていた当時、
そのときの仕事や環境の活動を通じて、
環境問題の重大性とそれに取り組む必要性を様々な場やイベントで話をしていました。
ですが、今振り返ると、何かを申し上げる以上に、
実際に自らが具体的に何かを本当に変えたことがあったかというと甚だ疑問で、
当時の話のひとつに、再生可能エネルギー導入の必要性を話していたにも関わらず、
3.11を通じて、自らがそのための具体的なアクションを
それまで取れていなかったことをひどく痛感するとともに、
その際にそれにトライすることを逃すと絶対に後悔すると思ったのです。
それから、8年以上の月日が経過しました。
その間、そのトライで、多くの失敗を経験しました。
絶望に打ちのめされそうになったことも一度や二度ではありません。
ですが、多くの紆余曲折があり、また、支えがあり、
ようやくここ(この行動)にたどり着きました。
とは言え、まだ道半ばです。
そして、それはとても小さな一歩かも知れません。
ですが、これらの経験を振り返って、
今、思うことは、社会は私たちの手で変えられるということです。
社会を変えるにあたっての、前向きな失敗はしても良いと思います。
また、何かを行動する際の失敗は付き物だとも思います。
ただし、そこで完全に止まってしまうのではなく、
そこから何を学び、次につなげられるか。
それを繰り返すことで、きっと、私たちは社会を変えられると思います。
この度、今回の寄稿をもって、
私は当コラムから卒業をさせていただきます。
立場は変わりますが、これからも引き続き、
社会は変えられるということを示し伝えていきたいと思います。
(テッ)
(※1)次世代の未来のために必要な「行動」
(※2)環境に関わることになったきっかけは?・・・初心忘るべからず
<執筆者紹介>
ペンネーム:テッ
元球児(中学・高校・大学と体育会野球部)。
環境市民では、自治体の環境政策を応援する環境首都創造活動に従事する傍ら、
愛知で地元の未利用間伐材を活用した木質バイオマス熱利用事業を立ち上げ、昨秋よりその事業会社を運営。