若い力は、まっすぐにしなやかに | 認定NPO法人 環境市民

若い力は、まっすぐにしなやかに

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

ドキュメンタリー映画「祝(ほうり)の島」を観てきました。

山口県の上関原発に反対する祝島の人々の生活を丹念に追う作品です。こんな暮らしが日本にまだあったんだと思える、地に足の着いた日々の営み。自然に感謝し生きるのが当然になる生活環境。3世代先まで考えて造られた、1段が9mの高さのそうそうたる石垣に守られた棚田。先祖から受け継ぎ子孫へと伝える知恵、人としておごらない姿勢。ほとんどの日本人が失ってしまったものが残る最後の楽園と感じました。(映画サイトはこちら)

さて、1月21日から31日まで、上関原発予定地の工事一時停止と埋立工事再検討を求めて、19歳と20歳の若者5人が山口県庁前でハンガーストライキを行っていました。結局県知事は出てきてくれませんでしたが、真剣だけど気負いのないしなやかな5人の想いは、ブログやUstreamで日本全国はおろか世界へ届き、多くの人々の心を動かしました。

彼らから「全国のあなたへ」と題したメッセージ。(こちら)
なんとまっすぐなのでしょう。損得勘定抜きで行動する若者の心に応えるのは、われわれ大人の責任であると感じました。(げの字)