クルベジ 地球を冷やす?亀岡の試み | 認定NPO法人 環境市民

クルベジ 地球を冷やす?亀岡の試み

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

かっては、人々の生活に密着していた竹、
今や勝手にはびこってしまい、
厄介な物となってしまいました。
その竹を伐採し、炭とし、畑に埋める。
それにより、CO2の排出を抑えるという取り組み。
その炭は、畑の肥料ともなります。
その畑で作られた野菜は、
クールベジタブル、略してクルベジとして、
亀岡市内のスーパーや直売所で売られています。
その取り組みを実際に見てきました。
牛の排泄物と籾殻を混ぜて発酵、
その後、炭と混ぜて、農家に配布。
それを畑に漉き込み、
出来た野菜に、クルベジのシールを貼って出荷。
一連の工程を見せて頂いて、
お野菜まで頂いてきました。
クルベジのお野菜は甘い、確かにそうでした。
農家さんと一緒のワークショップにも、
参加させていただき、
これからの課題も見えてきました。
それは、この取り組みをどこまで広げるかでした。
今の契約農家さんの規模でいけば、
生産量はほぼ亀岡市内の消費量。
近々、京都市内にアンテナショップも出来るということでした。
しかし、これ以上契約農家を増やし、
規模を拡大すれば、消費をどうするのか?
どこまで拡大するのか?
そうなったら、輸送にかかるエネルギーは?
結論はまだ見えません。
それでも、大都市近郊の農家の抱える課題の解決の一つの糸口でもあります。
これからも、亀岡の試みに注目したいと思います。
(ち)