食べることがもっと楽しくなる量り売り | 認定NPO法人 環境市民

食べることがもっと楽しくなる量り売り

コーディネーターの有川真理子です。12月からシドニーで、NGOのアドボカシーや持続可能な消費などをテーマに調査をしたり実際にいろんな経験をしたりしています。現地での暮らしや仕事を通して感じたこと思ったことを紹介していきます。お楽しみに!
(本事業は外務省主催 2014年度(第8回)NGO海外スタディ・プログラムを活用しています)

「量り売り」は容器包装ごみを減らすこともできるし、必要な分だけを購入できるので食べきれずにごみになってしまうという事態も避けられる……と環境市民でいつも伝えていますが、日本には「量り売り」があまりないのでこれを実感するのはなかなか難しいもの。今回は日々のご飯をつくるときに「量り売り」の便利さ、楽しさを実感しました。

まず、一人分しかつくらないので、いろんなものを束で買うと使い切るのが結構大変。そこで、活躍するのが野菜の量り売り。キュウリ、サラダ、豆、じゃが芋、玉ねぎ、人参といった野菜を一つから買うことができます。量り売りなので用途に合わせて大きいものを選ぶこともできれば小さいものを選ぶこともできます。ぶどうや桃、マンゴー、ライチやバナナ、メロン、スイカなど果物も量り売りです。1g単位で計算してくれるのである意味、束で買うより公平だなと思いました。野菜や果物の量り売りはだいたいどこのスーパーにもあります。レジに量り機能がついていてすぐに値段を計算してくれます。

「量り売り」はごみを減らすだけではなくて食べることを楽しくしてくれることもわかりました。例えばこれはある日の晩ご飯。私は豚や鶏のひき肉をナンプラーで炒めてご飯と一緒に食べるのが好きなのですがこれに欠かせないのがチリというぴりっと辛い唐辛子の一種。でも一人分しかつくらないので一本あれば十分。そこで量り売りコーナーで小さめのチリを買いました。チリがあるとないでは大違い。ライムも一個買ってきゅっと一絞り。本格的な味を楽しめましたよ。「量り売り」は「ちょい買い」にもぴったり。これはどんな味がするんだろう?と気になるものを少し買って味見をするのも楽しいものです。

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