TASUKI第2便積み込み光景 こういう団体にも支援を | 認定NPO法人 環境市民

TASUKI第2便積み込み光景 こういう団体にも支援を

このコーナーは,2002年から2013年まで環境市民の事務局長を務めた堀孝弘が,在職時に書いたブログを掲載しています。

  神戸のライオンズクラブさんのWEBに、4月12日の東北への支援物資(TASUKI)の積み込みに協力されている光景が掲載されています。神戸のライオンズクラブのメンバーさんをはじめ、すごく多くの人が協力されたことが伝わってきます。

資材の保管場所も、Jリーグヴィッセル神戸のホームスタジアムを借りることができ、そこに保管されていたそうです。

【参考】神戸のライオンズクラブさんのWEBサイト(ライオンズクラブ国際協会335-A地区)

http://www.lc335a.gr.jp/modules/pico/

 

で、京都は…。

集まったTASUKIプロジェクトの支援物資の数は1,500個ほどで、神戸の3分の1ほどですが、保管場所は近所の空いている事務所や会議室を借りてまわり、トラックの出発日まで、借りた場所に詰め込んで保管していました。トラックの出発日が伸び、借りられる期限に達し、数百個の資材を別の場所に移動させたこともあります。もちろん、環境市民の事務所も事務スペースがないような状態でした。

トラックへの積み込み場所にした京都市役所前広場も、使用許可を得るのに、いろんなルートから働きかけ、ようやく前日の夜9時過ぎに許可がとれました。

地元の公共団体や有力団体の協力を得るって、なかなか難しいものです。でも、そんな愚痴よりも、よくこれだけの人数で積み込みができたな、よくあれだけ窮屈なところで仕事ができたな、とあらためて思いましたし、また、仲間のがんばりにも誇りを感じました。写真は、京都市役所前広場での積み込み後の記念撮影。作業は写真に写っていない人もいるので15人でした。ご近所の借してもらった場所から搬出し、トラックに積み込むのに4時間かかりました。

さてさて、日本赤十字社には、数百億円の義援金が集まっていると聞きます。ですが、実際に被災者の手元に届くのは数ヶ月後のことです。まして、我々のような団体には配分はありません。コンビニやスーパーなどあちこちに募金箱があり、街頭でも募金活動がありますが、義援金のほとんどは日赤に集まります。義援金は「募金箱」だけでなく、原発事故に関する情報発信も含め、実際の活動でがんばっている市民団体へも、ぜひぜひお願いします。