21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
企業のエシカル通信簿2024 トイレタリー業界の成績は!?
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

日常的に使っている体を清潔に保つための石鹸やシャンプー、とても身近なものだから、企業は消費者に対し、あるいは社会に対して、どんなスタンスで、どんな商品を提供しているのか気になるところです。
今回の調査の対象となったのは、花王、ライオン、サンスター、ロート製薬、クラシエ、サラヤ、I-ne、P&G、ユニリーバの9社です。
どこもCMで商品を頻繁に見かける企業で、ドラッグストアやスーパーでもお馴染みのメーカーです。
環境市民が事務局を務める「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」が、
実施主体となって調査し結果を発表していますが、
今回も総合順位はつけずに、通信簿の名のとおり10段階での評価を各分野ごとに行っています。
分野は、環境だけでも環境ガバナンス、気候変動、ごみ削減、化学物質、
生物多様性、水の6つに分かれていて、他に、サステナビリティ体制、
消費者の保護・支援、人権・労働、社会・社会貢献、平和・非暴力、
アニマルウェルフェアの全7分野から構成されています。
それぞれの分野で活躍するNGOやNPOが、その高い専門性を生かし、
調査票作成から調査実施、企業とのやりとりや最終評価まで担っています。
毎年の作業は、なかなか大変なものではありますが、
この数年は企業とのコミュニケーションに良い変化が出てきていて、
消費者からの声を直接企業に届け、
調査票に込めた私たちからの提案を共通の社会課題として
認識する機会になっていると感じます。
消費者がどんな商品や企業を選ぶのかで、未来が変わります。
商品選びに企業のエシカル通信簿を参考にしてもらえると嬉しいです。
成績の詳しい結果と考察はこちらをご覧ください。
・消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク
(イバラノカンザシ)
<今週のコラムニスト>
ペンネーム:イバラノカンザシ
ドリトル先生に憧れ、海の中の生きものといつか話ができることを夢見て世界の海に潜り続けています。
最近、海の中にいると一瞬エラ呼吸できそうな気分になります。