21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
おせちはつくる? 買う?
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
毎年、年末近くになると目にするおせちの広告をみては、
美味しそうだなー、これはお得だなあ、
などと勝手批評をしながら眺めるのは結構楽しいものです。
「これがいい!」「これを買おう!」
などと毎年家族で盛り上がるのですが、
なんだかんだ言って、毎年、家でつくっています。
黒豆に花れんこん、梅にんじん、昆布巻き、酢ごぼう……
こういう素材でこういう華やかさを出そうとしたんだなあ、
と先人のクリエイティビティに感心したり。
昔はこれがご馳走だったんだなあ、と食の変遷に思いを馳せたり。
野菜の値段があがったなあ、肥料の値段が高騰してるっていうけど、
いっそオーガニックに変わったらいいのに……
とニュースのコメンテーターさながらにブツブツ世の中に文句を思ったり。
天候の変化を乗り越えて、
今年もそれぞれの素材を用意できたことにただただ感謝したり。
いや、ともかく、家族が喜ぶものをつくろうと料理に集中しつつ、
まとわりついてくる子どもにおせちのうんちくをたれたり……
結局、この手間や時間が好きなんだろうなあと思います。
おせちづくりを通して昔や未来、
社会のありようや環境問題の行く末に思いを寄せる年の瀬。
ポチッとボタン一つであらゆることができる現代だからこそ、
時間をかけてつくれることに充実感を覚えるのかもしれません。
とはいえ、家族からは「買うおせち」への要望も高く、
今年はどうなることやら……
みなさんのおうちの「おせち」話もぜひお聞かせください。
今年一年が皆様にとってよい年となりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!(ま)
<今週のコラムニスト>
ペンネーム:ま
地球のサステナビリティと共に、自身の体力のサステナビリティが気になる今日この頃。
好きな食べ物は塩豆大福。