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地球沸騰化時代
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
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2023年7月7日に日本メディア各社で
「地球の平均気温が3日連続で過去最高を更新」
「過去12万年5000年で最も熱い日」と一斉に報じられました。
気象庁のウェブサイトにある世界の気象に関するページを見ると、このような現象は突然起きたことではなく、年々はっきり大きくなっていることがわかります。
2022年の報告として、たとえば次の内容が書かれています。
・英国:2022年の年平均気温は、1884年以降で最も高かった(英国気象局)
・ドイツ:2022年の年平均気温は、1881年以降で最も高かった(ドイツ気象局)
・フランス:2022年の年平均気温は、1900年以降で最も高かった(フランス気象局)
・スペイン:2022年の年平均気温は、1961年以降で最も高かった(スペイン気象局)
・ニュージーランド:2022年の年平均気温は、1909年以降で最も高かった
(ニュージーランド気象局)
また、アメリカのバイデン大統領も、
「気候変動は“存続に関わる脅威”であり、
“気候変動の影響を否定できる人はもはやいない”」と、
記者会見で発言しました。
先週の土曜日(8月5日)にも、BBCから
「地球の平均海水温は今週、2016年の最高記録を破り、
20.96度に達した。この季節の平均をはるかに超えている
(欧州連合コペルニクス気候変動サービス発表)」という
ニュースが飛び込んできて、いよいよ全ての命が危険にさらされていると感じます。
しかし、絶望していては現実は変わりません。
国連グテーレス事務総長が「最悪の事態を防ぐことはまだ可能です。
しかし、そのためには、灼熱の年を野心の燃える年に変える必要があります。
気候変動対策を今すぐ加速させましょう」と呼びかけたように、
日本は遅れている化石燃料から再生可能エネルギーへの移行を公正公平に急ぐよう、
私たちが政府のお尻を叩き、私たち一人一人も覚悟を持って取り組んでいかねばなりません。
これからの時代を生きる人々の希望を奪わないために。
(イバラノカンザシ)
<今週のコラムニスト>
ペンネーム:イバラノカンザシ
ドリトル先生に憧れ、海の中の生きものといつか話ができることを夢見て世界の海に潜り続けています。
最近、海の中にいると一瞬エラ呼吸できそうな気分になります。