地下鉄のホームゲート | 認定NPO法人 環境市民

地下鉄のホームゲート

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

毎日、京都市営地下鉄と、
JR京都線に乗っていると、
色々あるものだと思う様になりました。

先ずは、京都市市営地下鉄の時間の正確さ。
逆に、JR京都線は、
車両故障・点検、迷惑行為、急病、などで、
三日に一度は、行き帰りのどちらかで遅れが出ます。

また、あってほしくない人身事故も。
先日、吹田駅にて発生した事故直後に電車に乗ってしまい、
二時間以上も電車に乗ることになりました。
夕方までダイヤの乱れは続いていました。

踏切などからの線路内への立ち入りより、
駅のホームからの立ち入りが多く、
どの駅もその対策に頭を悩ませているようです。
首都圏の駅は特に深刻です。

関西でも例にもれず、
2005年からだけでも、
一番多いJR神戸線では236件、京都線でも86件発生しています。

地下鉄京都線は5件、
これは少ないと感じるか、多いと感じるか。

事故が100%防止できるかどうかは別として、
先ずは御池駅、そして、京都駅、四条駅に設置されるようです。
事業費は、なんと9億7000万です。

ちなみに地下鉄東西線には、
最初から設置済みですが、
当初予算よりも経費がかかったのは、
こんなところにも原因があったのかもしれません。

なんにしろ、おいそれと出せる金額ではないのです。
安全と定時運行には、
かくもお金のかかるもの。
高い地下鉄料金と、税金が、
それを可能にしているとも言えるのでしょうか。

紅葉シーズン、京都駅を中心に、
人出はものすごいものでした。
例え一時的にせよ、多くの人が行き交う駅の安全性、
このホームドアで向上することを願うばかりです。
そして、その効果が見えれば、他の駅にも設置され、
駅の安全性が増す、そんなきっかけになればいいと思いました。(ち)

─ボランティアスタッフが交代でお届けしています─