マイおちょこ事件 | 認定NPO法人 環境市民

マイおちょこ事件

2011年9月19日から29日。
環境市民、環境首都コンテストのメンバーでドイツへ視察に行ってきました。
視察メンバーのアンテナにひっかかった「あれこれ」を紹介します。

Reduce(ごみの発生抑制)の感覚が行き届いた国とはいえ、これには驚きました。

ハイデルベルク市へ移動する列車で、旅行中らしき年配のご夫婦数組と乗り合わせました。
会話がはずんで(といってもドイツ語なのでさっぱりわかりませんが)何とも楽しそうな様子。

と、その内の一人が、おもむろにクーラーボックスから何やら取り出しました。何が出てくるのかなと思っていると、お酒の瓶がでてきました。さらに取り出したのは、写真にあるような小さなグラス。マイグラス!だったのです。さながら日本でいうおちょこ。琥珀色のお酒をちょいっとついではさらに盛り上がっていました。

旅先にマイおちょこ、マイボトルを持参とはもうびっくりでした。3Rが徹底すると、こんなにも、普通の暮らしの感覚が変わるのでしょうか。

この後、大学生らしきの旅行グループとも一緒になったのですが、彼らもワインボトルにマイグラスを持っていました。さらに、秋のお祭りシーズンだったためか、お祭りの格好をした男性が数人乗ってきたのですが、瓶ビールのケースごと持ちこんでぐいぐい飲んでいました。

重いのでは?割れやすいのでは?と気になるところですが、「当たり前」になればたいして気にならないのかもしれません。

ちなみに、先の年配の女性の一人は「あめちゃん」がたくさん入った袋も持参。まわりの人に配っていました。おばちゃんの「あめちゃん」好きは万国共通なのかもしれません。 (文/有川 真理子)

お礼

1月18日に行った「ドイツ 人もまちも元気になる 持続可能な地域づくり」にご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。約70人の参加となり、多くの人にドイツの情報をご紹介することができました。環境市民では、国内外の事例をまじえながら持続可能な地域づくりに関する講演活動も行っています。お気軽におたずねください。詳しくはこちら