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シロナガスクジラの赤ちゃん 体内から見つかったものは
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
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昨年の8月、鎌倉の由比ヶ浜(ゆいがはま)に
シロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられました。
シロナガスクジラの漂着は日本初、ということもあり、
随分話題になりました。
死因ではないそうですが、胃の中からプラスチック片が見つかり、
神奈川県が「かながわプラごみ宣言」を出すきっかけにもなりました。
死因はなんだったんだろう。
今回、分析を行った国立科学博物館に
調査結果が展示されているというので行ってきました。
まず、プラスチックについて。
赤ちゃんのお腹に入っていたのは長さ8cm強のビニール片。
お母さんのおっぱいしか飲まない赤ちゃんがなぜ。
哺乳類が海岸に打ち上げられる件数は年間300件。
プラスチック片が発見されることは多いんだそうです。
展示の中には、これまでに浜に打ち上げられていた哺乳類から
見つかったプラスチックが展示されていました。
フレッシュミルクのカップ、衛生用の手袋、飲み物のフタ、
ゼリーの容器、園芸用のプラスチックカップ、ビニール……。
海洋にいかにプラスチックが溢れているか、物語っていました。
そして、クジラの赤ちゃんの体内から見つかったものがもう一つ。
それは化学物質。
DDTやPCBなど40年以上前に生産、使用が禁止された
いわゆる残留性有機汚染物質が肝臓や筋肉、頭皮から検出されていました。
結局死因は特定されていなかったのですが、
クジラの赤ちゃんの体内には私たち人間界の問題が鬱積していました。
一体どれだけ地球の生き物に迷惑をかけたら気がすむんだろう。
私たち人間は一体何をやってるんだろう。
お母さんとはぐれて寂しかっただろうに。
しんどかっただろうに。
ほんとにごめんね。
まずは暮らしの中から脱プラ・脱化学物質!
ぜひまた回を改めてできることをお伝えしたいと思います。
読者のみなさんも
「こんなことやっているよ」
というアイデアがありましたらぜひお寄せください。(ま)