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#辺野古の海を埋め立てないで
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設のための埋め立て工事が始まりました。
法的根拠がなく、憲法違反の疑いが強く、
赤土流出防止条例にも違反する違法工事です。
多くの反対を無視して赤土混じりの土砂が投入され続け、
海は濁り無残な姿を見せています。
ホワイトハウスの嘆願書サイト「We The People」(われわれ人民は)で
現在この基地建設作業の中止を求める請願の呼びかけがなされています。
このサイトは、オバマ政権時に導入された民衆による米政府への直接請願を受け付けるもので、
30日以内に10万筆が集まれば、ホワイトハウスが何らかのアクションを起こす仕組みです。
この請願は、ハワイ在住の沖縄系4世の作曲家、ロバート・カジワラさんが呼びかけています。
沖縄県民の圧倒的な支持を得て基地建設の中止を求める玉城デニー知事が就任したことを受け、
強引に事を進めれば反米感情が高まり、
「米国と沖縄の関係は永久に損なわれるだろう」
と指摘して、来年2月に予定される県民投票の実施まで、
トランプ米大統領に建設作業の停止を求めるよう訴えるものです。
署名の〆切は来年1月7日(月)。
英語のサイトですが、読めなくても簡単に署名できます。
「We The People — 辺野古・大浦湾の埋め立てをやめて」
この署名サイトの右端にある入力欄、
First Name に名前を、
Last Name に姓を、
Email Address にメールアドレスを入力し、
「Sign Now」をクリック。
入力したメールアドレスにメールが届くので、そのメールの中のリンク
「Confirm your signature by clicking」
をクリックしたら、署名は完了です。
国籍や居場所を問わず、13歳以上なら誰でも署名できます。
署名開始から10日で所定の10万人を超え、
著名人がSNSなどで署名を呼びかけたことによって、さらに加速度的に増えています。
12月26日14時までで、署名数は約16万6千人になりました。
何十万と署名が集まったからと言って、
米大統領がすぐに工事停止を日本政府に求めるとは考えられません。
しかし、その地域に歓迎されていないことは伝わります。
アメリカ市民の多くにも知られることになるでしょう。
不正義が大勢の人に伝わることが大切です。
そのためには、一人でも多くの人の反対の意思が可視化されることが望ましいと思います。
署名数の多い20位までが、この署名サイトのトップページに表示され、
辺野古の埋め立て停止を求める署名は現在6位。
さらに増えれば上部に上がり、多くの人の目に触れやすくなります。
カジワラさんは当のアメリカ市民にもっと知られてほしいと望んでいます。
現場海域で防衛省が行った調査によると、5806種の生物が確認され、
うち262種が絶滅危惧種という辺野古沿岸部。
今すぐ止めれば、まだ救える命があります。
豊かな海を守るためにも、あなたの力をぜひ貸してください。
(げの字)
「We The People — 辺野古・大浦湾の埋め立てをやめて」
署名方法のわかりやすい案内は沖縄タイムスのサイトをご覧ください。