21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
ダイベストメントという言葉があるらしい
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
ダイベストメントという言葉をご存知ですか?
ダイベストメントとは、
投資という意味のインベストメントとは逆で、
投資の引き揚げという意味を持ちます。
アメリカやヨーロッパなどの脱化石燃料の市民運動では、
「自分のお金(預金、年金、保険金など)を
気候変動の原因となる石炭産業などに使わないでくれ!」
というようなスローガンで、ダイベストメントが
盛り上がっているようです。
市民運動の影響もあってか、一部の機関投資家
(年金基金、投資信託会社、保険会社……)などが、
環境への倫理感に加え、経済的なリスク回避を考え、
化石燃料の産業から投資をやめる表明を始めています。
たとえば、今年の4月には、
ノルウェーの中央銀行が北海道、四国、沖縄の
3電力会社を石炭火力発電の比率が高いため、
年金基金の投資先から外すことを発表しています。
ダイベストメントは、
日本ではまだ言葉としても広まっていないようで、
検索をかけてもまとまった情報がありません。
今度、銀行などに勤める友人に会ったら、
「あなたの勤め先は、何に投資してるの?」って
聞いてみようかなと思っています。
(そんそん)