柿渋染め | 認定NPO法人 環境市民

柿渋染め

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

3年近く愛用していた白シャツ、うかつにも醤油のシミをつけてしまい、タンスの中にしまわれがちになっていました。

去年の11月、偶然にも知り合いが柿渋染めをするという話を聞き、一縷の望みを託す思いで白シャツを持参、思いがけず柿渋染めに初挑戦する機会を得ました。

柿の木の枝葉を金槌でつぶし、それを鍋で煮出して染液をつくるこ とから始めます。染液にシャツを一晩つけておくと、淡い茶色になりました。少し色むらがあるけどいい感じ。ここで終わらせてもよかったのですが、鉄媒染液につけてみます。媒染液を用いると、化学反応により色が変色、色持ちもよくなるそうです。

愛用のシャツ、できるだけ長く使いたい。。。迷わず媒染液へ!!
すると茶色だったシャツがたちまち、グレイに。。。

あれ、ちょっと見た目が。。。

草木で染めたという淡い色合い感じではなく、「鉄!」という感じ の重い色合いで仕上がりました。

少し残念でしたが自分で染めたものはやっぱり愛着が湧いてしまい、どうしても着たくなります。今では外での作業着として愛用してます。あと3年くらいは、着られるかもしれませんね。 (ともねん)

プロフィール: 学生時代にフィンランドに交換留学。徳島の田舎で仕事づくりを実践中。