「買う」ぶんの「作る」=豊かさ | 認定NPO法人 環境市民

「買う」ぶんの「作る」=豊かさ

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<「買う」ぶんの「作る」=豊かさ>

たいていのものは買うものだと、思いこんでいた二十代。
生活時間に余裕ができて、味噌など保存食やおやつなど
積極的に作り出すようになった三十代半ば以降。
なんでも手作りの品を身につけている友だちができて、
あこがれて、見よう見まねで雑貨品などもつくり始めた
この一年半ほど。
苦労して作ったものには思いがこもり、いとおしい。
「作る」ことがどれほど自分の暮らしを豊かにするのか
どんどん実感してきている。

「買う」を分母に、「作る」を分子におくと、自分で
作れば作るほど、答えは大きくなる。それが豊かさの
質だと、「お米を作る大工さん」清水陽介さん(建築家・
どっぽ村)が教えてくれた。

昔の人は、生活に必要なものはすべて自分でつくっていた。
食べものも、日常用品も、衣服も、家も、何でも自分の力
でつくれたら、どんなにか素敵だろう。そうすれば、
お金に過剰に頼らなくても生きていくことができる。
ただの「消費者」ではない、そういう格好いい人をめざし、
不器用ながらも牛の歩みを続ける今日このごろである。
(げの字)

※どっぽ村
http://doppo.jpn.org/concept.html