21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
経済発展と国のアイデンティティ
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
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冬休みでタイに来ています。
首都バンコクの下町にあるゲストハウスに滞在し周辺観光。
外国人観光客がうろうろしていて、街は混沌としていて、
アジアの風情が楽しめます。
歩いて行ける距離の、王宮とその守護寺院のきらびやかさは、
日本人の常識を超えていて度肝を抜かれました。
驚いたのは、一番の繁華街のサヤーム・スクエアです。
『日本とほとんど変わらない」とは聞いていましたが、
車がばんばん走る大通りに高架鉄道、林立する高層ビル。
高級デパートのサイアム・パラゴンに入ったときには、
本当に日本とまったく変わらない様子に、
自分は今どこにいるのかとくらくらしました。
ほんの数十年の間に急速な経済発展を遂げたのだろうと
思います。日本もかつてはそうだったのでしょう。
伝統的な衣装を身につけている人には、バンコクでは
一人も出会うことができませんでした。
こちらの勝手なイメージを押しつけてはいけない、
こうあってほしいと望むのは間違いとはわかっています。
しかし、国が発展して豊かになるのは悪くないことだとは
思いますが、それによって他の先進国と変わらないように
なってしまうのは、とてもつまらないと感じました。
ひるがえって自国を見たときに、私は外国人に日本の何を
見てほしいのだろうと、考えるきっかけになりました。
(げの字)