市民活動の未来を拓くセミナー第2回「仲間を増やした事例」報告その2 | 認定NPO法人 環境市民

市民活動の未来を拓くセミナー第2回「仲間を増やした事例」報告その2

このコーナーは,2002年から2013年まで環境市民の事務局長を務めた堀孝弘が,在職時に書いたブログを掲載しています。

「市民活動の未来を拓くセミナー」全3回実施
第2回のテーマは、「仲間を増やした事例」

市民活動を実践している人から、「新たな仲間が得られず、活動メンバーが固定・高齢化している」という声をよく聞きます。「市民活動の未来を拓くセミナー」は、活動実践している市民団体等(これから実践しようとする人を含む)の活動内容のステップアップ支援、および、中間支援組織や地方自治体担当課による市民団体支援充実への寄与を目的に実施しています。
市民活動の未来を拓くセミナー第2回のテーマは、「仲間を増やした事例」。2012年10月15日(月)、13時から16時30分まで京エコロジーセンター(京都市伏見区藤森)で開催しました。

第2回報告その1は、下記URLをご覧ください。
https://kankyoshimin.org/modules/blog/index.php?content_id=248

第2回報告その2は、「学生を巻き込み、次代のリーダーに育てるためのプロセス・原則」として、NPO高知市民会議 内田洋子さん(とさっ子タウン実行委員)の報告を紹介します。

◇NPO高知市民会議 内田洋子さん(とさっ子タウン実行委員)
学生を巻き込み、次代のリーダーに育てるためのプロセス・原則

■きっかけ
1991年、NPO高知市民会議設立。高知市市民活動支援センターの指定管理者指名を受ける。2006年頃、同センターの事務局長をしていた内田洋子さんが「ドイツのミニミュンヘンのような取り組みを高知で実施したい」と思ったのがきっかけ。ちょうどその頃、事務局長の交代があり、事務局長を退任したことで、「ミニミュンヘン・高知版(後のとさっ子タウン)」の実現に向けた時間を創出しやすくなった。
センターに出入りしていた学生ボランティアたちに、構想を話したところ、「おもしろそう」という声が出た。はじめは5名でスタートし、学生が大学の先生に話をし、先生の中に後押しをしてくれる人があり、他の学生も参加してくれるようになった。一方、大人の実行委員の拡大はセーブした。学生たちと協力をきちんと理解できる人に実行委員になってもらった。
2007年には実行委員会を組織し、2009年6月には「プレ版」を実施まで1年半をかけて準備した。同年9月には第1回の「とさっ子タウン高知」が実施された。

■目的・概要
とさっ子タウンの目的は、「住民自治を担える人づくり」。市民社会の充実をはかる人材育成。
とさっ子タウンは、小学校4年生以上を対象とした事業で、開催されるのは2日間。来場は申し込みを受け付けた340人程度。準備や企画などを担う実行委員会に、多くの学生が参加している(大人50名、学生70名)。
また、キッザニアや、2010年まで存在した「私のしごと館」と違い、とさっ子タウン内で子どもたちは、単に仕事体験ができるだけでなく、現実の社会と同様の経験をする。仕事をし、税を納め、どのような施策をするか、タウン内で生じる諸問題を議論し、解決策を見つけ、子どもたち自身が決めていくことになる。政策を提案し議員選挙も行う。施策の選択によっては、インフレや失業、ごみ処理の停滞などの諸問題が起きる。とさっ子タウンで経験することは、仕事体験だけでなく、まちづくり体験そのものである。

■若いスタッフを育てる必要性
とさっ子タウンは子ども(小学校高学年)を対象とした事業であるため、大学生など若いスタッフの力が必要であるが、それだけでなく、検討段階から、一過性のイベントにするのではなく、目的に適う影響力を得るには「10年は実施しよう」ということが実行委員会内部で話されていた。10年続けるには、継続して新しいスタッフ(しかも若い人)が入ってくる必要がある。
1歳から9歳までは慈育。10歳からは自育。自分で育たないといけない。10年を目指す事業なら、運営も「自育」を目指す必要がある。学生の育ちも事業目的のひとつとしてある。

■若い人が集まる理由、育つ・育てる工夫
大学生のスタッフが集まるには「この事業に取り組むことの優越感・プレミア性」が必要。営業ユニットの他、こうてや、よろず、くいしんぼ、だんどり等各ユニット(部会)のリーダーは学生が務め、大人のスタッフはそのサポート役を務めた。全体の実行委員長も学生が務めている。
学生スタッフたちの発案や工夫が活かされようにしている。学生たちが自信を持って行動できるよう、お客さん扱いはしないが、何を言っても拒否されない、バカにされないなどの信頼関係を築いている。
事業のなかで成長するには、楽しいだけでなく、責任も生まれる。資金集めにも学生が廻っている。最初の年度は行政から300万円の補助金があったが、現在30万円になっている。2年目以降、100万円程度で事業が実施できるようになっているが、残りの金額のうち、60万円程度を学生たちが企業をまわって協賛金や寄付を集めている。この過程での学生の経験は、学生を大きく成長させている。地元企業からも協賛金集めをはじめ、事業運営らあたっている学生たちを見て「あんな学生を社員に欲しい」という声があがっている。こういった社会的な評価も、この事業に関わることのプレミア性につながっていると言える。

■形だけでない経験
概要でも触れたが、とさっ子タウンで経験することは、社会で起きる諸問題そのものである。選挙もあり、それぞれの候補が政策提案をする。しかし政策によっては、インフレも起きるし、失業も起きる。また公共的事業の停滞も起きる。
子どもたちは、来場したらまず始めに「入国手続き」をする。そのあとタウン内の「ハローワーク」に行き、どのような仕事があるのか求人状況を見て、求人先に応募する。スーパーマーケット、お菓子屋さんで働くこともできるし、自ら起業もできる。起業サポートセンターもある。新たに事業起業した人をサポートする広告代理業務を起こすこともできる。
タウン内の移動のため、公共交通(台車を使った人力移動装置)も必要だし、警察、病院も必要である。ごみ処理も来場した子どもたちのうち、誰かがしなければならない。そのためのルールや収集方法も、自分たちで考え、住民(来場した子どもたち)に周知しなければならない。
また、タウンのなかで今何が起こっているか、情報共有するために「マスコミ」もある。NHK高知放送局や地元新聞社がサポートして、子どもたちにアナウンスや記事づくりの基本を教え、子どもたちが記事を集め、放送や新聞発行をした。これらが「世論」に影響し、選挙の行方も左右した。
実行委員の学生たちは、2日間のとさっ子タウンで、子どもたちが楽しいだけでなく、責任ある地域社会の一員として、どのような経験をすればよいか、それをどのように演出できるか知恵を絞った。タウン内の生産者と消費者の比率をどれだけにすればバランスがよいか、そのためにどのような仕事をどれだけ創出すればよいか、これらはだんどりユニットが考えた。

■運営で大切にしていること
実行委員会に参加してくれる学生の成長は目的の一つ。他人が楽しみ、それを喜ぶ自分かいる。それが若い人のあこがれになっている。若いスタッフに重要な役割を担ってもらい、成長とともに、大人のスタッフは「ご隠居」ができる。「ご隠居」がスタッフのあこがれとなっているが、学生スタッフまで「早くご隠居になりたい」と言っている。
「ご隠居」になるためには、他のスタッフを信じて作業をまかせないといけないし、成長のための仕組みを具体化させないといけない。


 

(本報告から得られる教訓)

ドイツのミニ・ミュンヘンを見て、「あんなことを日本でもできたらいいな」と思う人は多い。しかしその多くの人が「あれは外国のこと」「ドイツだから実現した」など、できない理由をあげ、あきらめている。内田さんの場合、「実現のための課題」をあげ、時間をかけて実現している。
事業開始前に「10年続ける」という目標を掲げ、その実現のため、若いスタッフの継続的な参加と成長が必要であることを確認し、それが様々な事業設計の基本となっている。若いスタッフが得られないことを嘆くグループは多い。しかし若い人が参加したい活動になっているか、受け入れる体制になっているか、そこの振り返りが弱い団体も多い。

■目的を明確にして、ぶれずに事業構築
「楽しく子どもたちに疑似社会体験をしてもらう」が目的ではなく、住民自治を担える人材づくりが目的であり、ぶれずに目的実現のために事業を進めている。

■若いスタッフの継続的な獲得の必要性をスタッフで確認・合意
事業を10年続けるには、若いスタッフを育てないとムリ、ということを事業開始時にスタッフで合意。新スタッフが必要であることを漠然と認識していても、そのために何が必要かの合意と、受け入れの仕組みを構築していない団体も多い。願望だけでは若い仲間を得ることはできない。

■若いスタッフを受け入れ、育てる仕組みと理念の確立
学生スタッフに、主要ユニットのリーダーをまかせるなど、学生スタッフをお客さん扱いしていない。また、何を言っても拒否されない、学生たちのアイデアや工夫が活かされるようにしている。意見や工夫が尊重される安心感をはじめ、信頼関係が構築されている。

■ 結果が見える。事業に参加することのプレミア性(特別な価値)がある。
子どもたちの笑顔や自身の充実感など、目に見える結果が得られることや、地元企業や様々な経験を持つ社会人スタッフとの交流など、この事業に取り組むことで得られるものの大きさが、次世代の学生に「おもしろかった」と伝えてくれる動機を生んでいる。学生にとっては、担わされる責任の大きな事業だが、そのことが継続的なスタッフ確保につながっていると思われる。

内田洋子さんからの報告 以上

 

以下、市民活動の未来を拓くセミナー 第2回「仲間を増やした事例」10月15日 参加者の声

<わかちあい>
 

■今日学んだこと、得たことで、「これは実践したい」「参考にしたい」「周りの人に伝えたい」と思われたことはなんですか。どの報告からでも結構です。

・多世代での連携をどの団体も実践しておられて、すごい!!と思いました
・できる・できないはわかりませんが、学生と連携していくのに学生をお客様にしないということが大切で、何より楽しめることが続けられるポイントかと思います。
・いろんな地域でいろんな活動をされているグループが多くあることに改めて驚いています。どのグループもやはり「人とのコミュニケーション」そして「行動(活動)」が基本となっていることに気づかされました。私も「人とのコミュニケーション」「行動」を大切にしたいです。
・参加者を“お客さんにしない”ということがキーワードでした。また、“極める”プログラムの大切さを実感しました。
楽しみながら→学び→地域で活かす場のプロセスや仕組みづくりがとても上手くされていて、企画力に驚きました。いろんな事業を子供も参画する事業に取り組んでいきたいです。
・子育て中の親に参加してもらうためには託児がいると思っていたが、母子同室で参加できる場づくりのほうが継続的と聞き、今後参考にしたいと思った。
・市民(事業者)と行政の協働で、どうしても行政が主体的になり、協力得にくいと思いがちだが、今日3つの話を聞いて共通しているのは、参加してほしいと思っている人たちと①とことん話す、②任せる(お客様扱いしない)ことなのかなと感じた。
・「参加者をお客様として扱わない」という大前提は簡単なようで、なかなか実践する時に常に意識していないとできないことだと思う。この目線は意識して持っていきたいと思った。
・活動を盛り上げるときに、主体性と活動の機会と場の提供ということは、とても重要だと思う。自らが考え工夫し、動くという場づくりということがとても参考になったし、これからの活動に活かせていけたらと思う。
・「楽しい」「おもしろい」はキーワードだ。
・その場に応じた人材ということは大切か(適材適所)
・継続は力なり。続けることの大切さ。続けるための工夫、活動の大切さ。
・上村さん「地域を味方につけよう」
・内田さん「まずは面白い」と思ってもらうこと。「主体性をもつ」
・1つ目、2つ目の事例は、行政が行った講座や大学が、人が集まり活動するきっかけとなった。参加者が仲間づくりをする場づくり、修了してからの活動の場を作る→継続していく
「参加者をお客様扱いしない」全部を通して、「目的、目標がぶれない」。人が育つ、スキルアップ→楽しい。「丁寧に積み重ねていく」
・内田さんの発表より。子どもの気持ちがわかる大人を選ぶ→若者、子供のモチベーションにつながる。まず気持ちを聞くこと。
・赤ちゃんからのESDとよなかについて感じたこと。小さい子供がいるとなかなかお勉強会など参加しにくいが、今回の講演を聞いて、ドタキャンOK、子連れOK、講演は短め、
は小さな子供がいても気にはなるとは思うけど気軽に子連れで参加できるのは魅力的だと思った。
・すいた環境学習協会について。参加される方が減ることがないのがすごいと思った。
・とさっ子タウンについて。できるのであれば自分たちの市でもやってみたいと思った。ただ一つの事業として進めるのには時間が必要になると思う。子どもたちに社会ってこんな感じということを知ってもらうにはいい企画だと思う。
・「住民自治が担える人づくり」を目指して、―各代表が大学生が担う―を参考にして実践できれば私の村でもやってみたい。
・他団体との協力・交流(ESD)、新たな人生への道(NPO)、環境について熱心(論文<選抜理由>)(NPO)、情報交換・交流(NPO)、陶器のリユースの取り組み(ESD)、子育て世代→協力者(ESD)、「組織をしっかりしてそれぞれに責任感を持たせる。」(NPO)、自分たちの活動アピール(実績、印象)(ESD、NPO)、大イベント(運営側、責任感)(NPO、高知)、町おこし(高知)、来た人参加する人をお客様にしない。
・すべての報告とも、ポジティブに仲間を募り、行動に結びつけていること、一過性ではなく、将来を見据えたビジョンを持ち、実直に遂行していること、などに感銘を受けました。また、直接参加者(当事者)だけではない共感者、協働者を募っていく手法を参考にしたいと思います。そして実行組織のスタッフのモチベーションを維持する気力にも驚きます。
・「とさっ子タウン」これはぜひ実践したいが、スタッフの数、費用面を考えると、すぐに!というわけにはいかないようで…子供たちの主体性を伸ばす、そして学生スタッフを活用するという手法は少しずつ実現可能なところから取り入れていけたらいいなと思いました。
・「ESDとよなかさん」子育て世代と一緒にする方法を再確認できました。
・「すいたSELFさん」シニアの活用、いかにその知識や技術、知恵を若い世代に伝えるか、伝える方法があるかという部分が特に参考になりました。
・すべてを通じて、人を受け入れて理解することが必要だと感じました。One for all、All for one.ありきたりですが、まさに。また、信頼関係という意味では後援してくださる団体さんや企業さんから見ると「継続した活動」という実績そのものが信頼へつながっているんだなと感じました。
・とさっ子タウンの住民自治が担える人づくりは大変良かったです。持ち帰り、参考にし、実践したいと思います。事業は準備が8割、本番2割という言葉が大変心に残りました。
・地域の大切さを感じました。
・深草学区における地域の役員さんに、こういう風にやっているところもあるよと提案できる。
・とさっ子タウンに興味あり。
・上村さんのお話から。地域をミカタにつける。ほどよいつながりで協力し合い、持続できるシステムにする。
・石橋さんのお話から。参加者の個性を生かす。(あなたが市長)お客様扱いしない。
・内田さんのお話から。主体性を促すためにはまず信頼関係を築くこと。
・とさっ子タウンは自分が子供の時にあればよかったなあと思いました。ぜひ大阪市にも!
学生さんの話を口出さずに聞き理解していくのは、最初は大変だと思いますが、大事なことだと思います。
・実践してみたいこと。高知市の「とさっ子タウン」。吹田には大学が4つあり、これらの行動力を使いたいと常々考えているが、その第一歩は後援?学生?
中心になってくれる学生選びの手法を考えたい。
・地域を味方にすることの重要性。(世代を超えた仲間づくり。)勝手にやっているのはダメ。誰といつ関わりが出てくるか、わからない。
・大人は若者の育ちを見守る。金の結びつきがない活動。
・子どもの力を信じる。学生との信頼関係をつくった。信じ合うことの大切さ。
・対象に合ったアプローチ。集めて場をつなげる。全国に広がっていけばよい。仕組みづくり。
・ドタキャンOK。時間の長さ。
・サポートをする。否定しない。信頼関係を作る。
・環境活動に参加する層に大学生を多く取り入れたいと思っていたが、「とさっ子タウン」の実行例を聞いて、①学生が楽しめる、②自主性(企画工夫ができる)、運営方法が必要だと思った。予算、期間等による条件にこだわらず、学生同士が話をしやすい場づくりが必要で、今後の参考にしたい。
・すいたシニア環境大学について。単発の教育ではなくて、シリーズものを行うこと。最後に時間を採ってミーティングを行うことにより、参加者同士のきずなができる。
・イベント行う場合、参加者同士のつながれる機会を作ること(ミーティング、意見交換)→問題意識+共有。
・①地域の活動グループを一度調べること。
②これによって他の活動グループとの協働も考えられる。
③すいた学習協会の手元資料を手に入れたかった。せめて「まとめ」を出席者に配布していただきたかった。
④すいた学習協会は、よく運営されていると感心しました。メリット・デメリットが対比されて理解しやすい。
・ミニミュンヘンの話は以前少し聞いたことがあり、その時に興味を持っていた。なので、とさっ子タウンをうちの地元でもいつかやってみたい。
・ボランティアだから誰でもOKということではなく、学生と信頼を結べる大人しか選ばないという考え方はとても新鮮だった。
・3つの事例に共通することとして、いずれも仕組みがある/作ろうとしていることで、単に広報するだけでは仲間は増えないと思った。
・どの世代を対象にする場合でも、まず“おもしろい”“楽しい”と感じさせることが一番大切なことだとよくわかった。
・子育て世代には「保育つき」が逆にネックになることに気づかされてとてもよかった。
・学生に参加してもらうにはまず一緒に食べたり、「否定しない態度」で臨むことなどで、信頼関係を築くのが大事だということが印象に残った。
・活動に参加してもらうには、まず呼びかけられる側の心理や立場になることが重要なことを痛感した。
・どの活動も他団体や行政との連携なしには持続しないところが単なるサークルやクラブと違うと思った。
・いずれの方も事業の対象者等を「お客さん」扱いにさせないということを言われていたと思います。(市民に活動に参加してもらいたいということで、ついやってしまう。)参考になりました。
・子育て中、シニア、子供たち、バラエティに富んでいて勉強になりました。
・ほかの人に任せる。工夫する楽しみ。
・信頼関係が大切。
・団体のミッションとイベントのミッションが合致しているのでブレがない。
・“住民自治を担える人づくり”という高い目線の取り組みであった。
・趣旨を理解できない大人(実行委員)を排除する。
・やりたい人(定年後役に立ちたいシニア)、必要な人(赤ちゃんを連れて出かけたいお母さん)、やる気(ポテンシャル)のある人(学生、フリーター)を集める→勝手に集まる→広がる→活動をしだす。
 

■「私なら、このようにアレンジするよ」というアイデアがあれば記してください。
・いろんな活動に関われることが多いので、今日のお話をヒントにしながら、自分たちの活動に活かしていきたいと思います。
・特にありませんが、もっと行政をうまく利用すればよいと思いました。
・現在行っている親子イベント。大人が主体でブースを出していたが、若者、子供も巻き込んで企画実施していきたい。
・現状、今の生活改善は、市民活動やまちづくりのベテランが代表となっている自治会活動に任せて、私のNPO活動は大学生に代表を任せて10年先の将来像を描いて活動展開してみては、と考えます。
・行政でPR。取り組みを行政へ。自らする。街頭(チラシ配り)。広めていく。話のネタとして使う!
・平等で公平な社会づくりの活動の一環としては難病や障害者の方が参加できる活動を視野に入れてほしいと思います。
・今、子育て世代のお母さん、子育てを終えたシニアの方を実行委員のようにしたミニエコ祭りで、子供たちだけのフリマをやっています。まさに今日の3つの話がミックスした(ゆえに3つとも参考になる話でありがたかったです)各自のごくごく小さいイベントです。部署が“ごみ”なので、“まちづくり”とまでは大きくできませんが、エコタウンを子供たちでつくるミニ環境課みたいなのが作りたいです。
・マイスター制度を活用し、もっと広く、もっと深く、住民自治が浸透するようにしたいです。
・学校を開校する、そして先生になる、成績をつける、入学式から卒業式まで子供たちに運営させてはいかがでしょう。
・とさっ子タウンを聞いて、老人を大切にすることの重要性を認識してもらうアイデアを追加。ボランティアの大切さを学ぶコーナー。(ボランティア募集)
・ドタキャンOKになるような予算組み、リサーチ。
・話をする、聞く。
・赤ちゃんからのESDで、陶器を対象にした「陶器とりかえ隊」の話があったが、子育て世代なので子育て用品(子供服、おもちゃ、ベビーカー、チャイルドシート等)のリユースをすればどうかと思った。
・①参加者同士の交流ができる時間が配慮されて、参加者同士が身近でよかった。
②それぞれの発表について、「テーマに沿って」継続できるように今後なれば、さらに充
実するのではないか。
・子育て世代には、お父さんも参加しやすい活動をもっと取り入れてみてはどうか。
・すいた市民大学、赤ちゃんからのESD、とさっ子高知が全国津々浦々にあれば面白いなと思いました。

 

<アンケート>

■わかちあいで得られたことについて
□ほかの参加者に伝えて、共感してもらったこと
・場を設定するといい。
・信頼関係が楽しさ、面白さにつながる。
・いつか地元でとさっ子タウンをやってみたいと言ったところ、参加者の方の地域でもされていることなどを紹介していただいた。
・相手の立場に立った思いにどのように向かい、信頼を得るのかを聞かせていただきました。
・自主性を尊重といっても、丸投げでは議論、事業は進まない。
・学生の巻き込み方。
・人が信じ合うことの大切さ。
・人と人とのつながりの大切さ。
・人との信頼関係の大切さ。
・まずは楽しむこと。
・人を受け入れて理解すること。
・子供を取り入れていく難しさだけど、それを解決するヒントを得る。
・ついつい子供をすることに口を出してしまう。子どもを育てるためには見守ることが大切だと思った。
・地域を味方につけること。
・参加者をお客様扱いしない。
・つながり、信頼の大切さ。活動における「楽しい」「おもしろい」

□ほかの参加者から「わかちあい」で得られたこと
・参加しやすい仕掛け
・地域を味方にする
・面白いと興味ない人も巻き込める。
・対象によって呼びかけ方を変えること。
シニア→プライドを尊重する。
学生→まず人間関係作りから
・頑固な人を排除せずに、その人を丸ごと受け入れる寛容さが必要。
・呼びかけられる人の立場。
・活動の目的・趣旨をしっかり持つ。
・集めただけで「さあやって」と言ってもできないので十分なサポートが必要。
・楽しいテーマでない場合のスタッフのモチベーションの確保は?というテーマ。
・呼びかける人への気遣い。
・こちらの想いを伝えるだけではない。相手が何を望んでいるか。
・活動の骨子をはっきりさせたい。
・常に趣旨に沿っているかどうか、活動をフィルターにかける。
・活動を任せるとは言いながら、強力なサポートがいる。
・コラボレーションの重要さ。
・“気づき”の仕組みに感心したこと。
・コンセプトを理解できない人は排除してでも、ぶれない姿勢を貫く。
・サポートのための準備に時間をかけなければならない。
・常に情報公開→メール使用必須。
・よいことをやっている団体は多いが、どこも発信が下手で、内にこもっているという意見は、他地域も同じようなことがあり、共感することができた。
・コラボをすることにより、世代間交流を行える。
・子供も一緒に参加できるセミナーで参加機会を増やす。
・同一内容のセミナーでも、対象年齢層によって伝え方を変える必要があると思った。
・子供を対象とした取り組みは成功する可能性が高い。
・なんでも学生に任せるのではなく、趣旨・目標はしっかりと示す。皆が見ている前で取り入れるもの、そうでないものを明らかにする。
・シニア世代の方で個性が強い方の取り扱いはみんな困っている。自分もそう思われるような年長者にならないようにしよう。
・面白いと思ってもらえることが大事。
・行政が主体になるのではなく、任せること。
・とさっ子タウンのように、学生を巻き込むこと。
・細分化しすぎるとダメ。縦・横軸を交わらせて9つに分けている。
・カリキュラムの時間に入って教育。ナイフの使い方、お箸の使い方を教える。
・人とのつながり(地域を味方にしていくこと)からのどういう転換をしていくか。
・まずは人同士のつながりを大切にする。→それには信頼関係、相手を受け入れることが大事。
・教育委員会の信頼を得て、環境教育をクラブの活動の場とする。
・人と人との絆。
・楽しみながら、大学生とかに代表をしてもらい、責任を持ってもらう。
・仲間の増やし方、つなぎ方の説明(手法)をいろいろ聞けました。
・活動するにはつながりが重要。いろんなタイプの人がいるので、気持ちよく活動させてあげるのも重要。
・縦軸だけでなく、横軸でグループをつなげて細分化を防ぐ。
・いろいろな世代の方がいるが、その方丸ごとを受け入れることがどの世代でも大切だということを改めて実感できたこと。
・「分かち合い」をしたい相手の環境や立場を考えた声かけの実践。(自己の身勝手にならない配慮が必要)
・行政の協力も必要。提案したい。学びながら進めていく。主体性、楽しい。
・アルバイトをしている学生をどのように引っ張るかのヒントを得た。ドタキャンOK。
・子育てするお母さんにも話をする場が必要。
・子供がすることを見守る(口を出さない)。
・地域を味方につける。
・対象に合ったアプローチ。次への仕かけ。
・対象としたい世代の出てきやすいアプローチの仕方がある。すでに事例があればそれを学べばよい。
・ボランティアはすべて受け入れない。大学生を育てられる人を選ぶ。
・それぞれの立場からの苦労。
・ターゲットを絞る。
・大学生(他者?)をいかに巻き込むかという難しさ。
・対象に合ったアプローチが必要。
・対象となっている人が参加しやすい仕組みづくりが必要。
・地域を味方にする。
・人を信じること、信じ合うことの大切さ。

■セミナーの運営で気づかれたこと、内容面での要望などはありますか。
・個人的には、具体的に仲間を集めるノウハウも聞きたいです。
・「分かち合い」でテーマとはずれて個人的な話になる人がいるので長くなりがち。シマで一人、司会役を決めてはどうか。
・今日のそれぞれの発表について、参加アンケートの結果について、参加者皆様がどのように感じていたのか公表できるように検討してみてください。
・環境配慮施設でエアコンを使用せずに講義を行ったことは良かったと思う。
・よい環境でのセミナーだった。
・気づきの手法を改めて気づかされた。
・資料もちゃんと配布していただけたのでよかったと思います。
・分かち合いの時間など、フィードバックの機会があることがとてもありがたいです。参考になります。
・大学生との共汗をもつことも!!
・楽しみながら実施する!!
・資料がもう少しあればなと思いました。(パワーポイントの資料など)
・お部屋の規模、人数などちょうど良いと感じました。みんなで参加している感じがしました。
・毎回いろんな角度(内容、活動)から講演していただけるので、とても参考になります。
・3つの話の中で統一するところも必要かと。
・曜日が連続して同じの方が、参加しやすい気がします。
・いい事例を聞かせていただき、ありがとうございました。
・大変豊かなセミナーでした。
・資料はできるだけ紙ものでほしい。手元に残したり確認したりするために、パワーポイントの内容(セミナーの内容)の資料はほしい。
・本日の話は3つとも、仲間を増やしていった事例でしたが、最初のきっかけ、つまづきがあったのか、失敗面の話があればもう少し聞いてみたかった。


■その他

・主婦層が多かったので新鮮でした。
・今日の3つの事例について、いずれも10年以下(内田さんは行事のみで)の活動だったが、10~15年くらい経つと、参加者の様子も変わるし、乗り越えなければならない壁も変わってくると思うので、それくらいの期間の活動解決もぜひ教えてほしい。
・この、振り返りシートがすごくいいなと思ったので、自分の活動でもアレンジして使いました。時間が短かったのもあり、深い話はできなかったけれど、参加者の“想い”を少し拾えました。いつもアイデアをありがとうございます。
・世代の違う意見が聞け、参考になった。
・堀代表の「会議の進め方の上手さ」に改めて感心しました。コーディネーション能力の高さに改めて感心。
・ペースが早かったので、もっと詳しく聞きたかったです。(すいた環境学習協会さん)
(↑絶対いい事だと思います。)
・蚊は特に気にならなかったです。
・子どもたちの仮想空間がキッザニアと同じだと思いますが、これが営利でなく運営されることがすごいと感じました。泣いてしまったスタッフさんの気持ち、すごくわかります。
・蚊取り線香の香りに癒されました。最近こういうものから縁遠くなった気がします。
・大変学びの多いひとときでした。ありがとうございました。
・平日参加が難しいので、できれば土曜日開催などで実施してほしい。
・いつも学び多きセミナーです。3回目も楽しみです。