桜の花の異常を調査しよう | 認定NPO法人 環境市民

桜の花の異常を調査しよう

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私の住む滋賀県大津市では今、ソメイヨシノが満開です。
春を満喫し、美しさにおぼれつつ、でも、頭のどこかに
原発事故のことが貼り付いて消えない、そんな今年の花見。
同じような思い方をされている方も多いのではないでしょうか。

東電福島原発からの放射能がどの程度どこまで広がっているのか、
不安な思いをお持ちの方も少なくないと思います。
そこで、木の下で花を見上げて思いついたこと。
桜の花は、放射能に敏感といいます。
「サクラと環境・原発調査ネットワーク」が2004年から
原発周辺のソメイヨシノの花を調査されています。

桜の花は、秋に原基ができるそうです。
その中にはガクも花弁も雄しべもその原型ができているとのこと。
つまり、今年に浴びた放射線の影響が出るのは来年の春です。
自分の住んでいる地域に飛んできた放射性物質は、
生きものにどんな影響を与えているのか?
それを調べてみませんか。
今年はまず、正常なソメイヨシノの花がどんな形をしているのか、
写真に撮ったりスケッチしたりして、記録しておきましょう。
そして一年後、変化があるのか、ないのか。
何もないことを、心から祈りたいものですが。
(げの字)

【参考】
昨年度(2010)の調査の呼びかけはこちら
驚愕の結果! 桜の花びら異変調査(2005年) こちら