プラ減ホテル | 認定NPO法人 環境市民

プラ減ホテル

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

フィリピンの観光リゾート地では、かなり以前から宿泊施設でのプラスチック使用削減の取り組みを熱心に進めています。
今回、訪問したセブ島の中心部セブシティで利用したホテルでもプラスチック使用を減らすための徹底した取り組みを見ることができました。

まず、チェックイン時に渡されたカードキーは木製のカードでした。
この集成材の木製カードが、どんな木を使ってどんなふうに作られ、最後にどのように処理されるのか、その検証まで含めての評価が必要ではありますが、「プラスチックはとにかく減らす」というメッセージを、まずチェックイン時に感じることができます。

部屋に入って目についたのは、無料の水のボトルサービス。
これは1リットル瓶に入った水で、ボトルは当然リユースボトルです。
単なる水なのですが、慣れない私には
北欧やヨーロッパの雑貨で見るようなオシャレなガラスのボトル入りの水は、
特別感を与えてくれ気分もアップしました。
もちろん、なぜリユースボトルで水を提供しているのか、
そばに置かれたカードに説明が書かれており、
もしボトルが欲しい時はフロントで言ってねと価格が添えられていました。

次に、洗面所にいくと、
歯ブラシがアメニティーグッズとして置かれていました。
こちらの袋もプラスチックではありません。
紙の袋に入った歯ブラシを取りだすと、
歯ブラシの柄の部分が木製になっていて驚きました。
私は普段ホテルに宿泊する時には自分の歯ブラシを持参するので、
プラスチックの使い捨て歯ブラシを使うことはないのですが、
ホテルにこんな歯ブラシが置かれていたことこれまでなく、
初めての経験でした。

他にも、部屋の掃除のリクエストボードも紙製。
タオル交換しなくていいと意思表示するカードも紙で、
タオル掛けにかけられていたカードには、洗濯しない場合に、
一回でどれくらい節水できるのかも説明されていました。

部屋には室内スリッパも置かれていましたが、
スリッパをまとめてある帯も紙で、
その帯にはリサイクルマークがついていました。
つまり、スリッパはリサイクル素材で作られているということでした。

このように、これまでプラスチックで作られていたであろうもので、
プラスチックでなくてもよいものは、
ほぼ代替素材として紙や木質が使われていたホテルでした。

私の住む京都市にも、新しいホテルがすごい勢いで増えていますが、
それらのホテルから日々使い捨てされるプラスチックの量は
どれくらいになるのだろうと想像してゾッとしてしまいました。

プラスチックだけでなく、
たとえ紙や木質であっても使い捨てはできるだけ減らすことが
お客様へのサービスとして認識される時代がすでに来ていると思います。
以前に宿泊施設へ働きかけた「宿泊施設のエコ化」を思い出し、
再び少しずつ情報を集めていこうと思います。
(イバラノカンザシ)

<今週のコラムニスト>
ペンネーム:イバラノカンザシ

ドリトル先生に憧れ、
海の中の生きものといつか話ができることを夢見て世界の海に潜り続けています。
最近、海の中にいると一瞬エラ呼吸できそうな気分になります。