スマホから始まった星空観察 | 認定NPO法人 環境市民

スマホから始まった星空観察

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ただいま、年度末も大詰め。
今年度の仕事の仕上げ、来年度に向けた準備で時間がありません。
ここが踏ん張りどころです。

2年前の4月、人事異動により、私は片道2時間弱の遠距離通勤になってしまいました。
業務終了時刻が夕方6時とやや遅いので、少し残業すると自宅に着くころには10時を越えてしまいます。
また、近年は家庭の用事が増えているので、
土日でも海や山へ遊びに行く機会がない生活になってしまい、残念に思っていました。

ところが昨秋、紫金山・アトラス彗星が近づいたのをきっかけに
スマホに星座ナビゲーションアプリをインストールしたところ、
仕事帰りに星空を見るのが俄然楽しくなりました。
星空は、顔さえ上に向ければ、街中でもすぐに接することができる自然です。

これまでは、小学校で習った北極星、北斗七星、
オリオン座程度しか知らなかったのですが、スマホを頭上にかざすと、
星座、惑星、衛星などがすべて自動的にわかるようになります。

そうすると、星々を見ながら小学生のように妄想が膨らみます。

火星には、何十年か経ったら一般人でも旅行ができるんだろうか。
本当に石や砂だけの無機質な世界だったら、滞在は3日が限界?
でも、火星上で日の出も見てみたいし、地球も見てみたい。
外を散策して、地球と違う重力も楽しんでみたい。
自転車でも走れたら良いのに。
おいしい宇宙食があればそれも楽しみになるかも。
うん、それでは滞在期間は1週間に決定!

都会では光害によって明るく輝く星しか見えないのですが、
それでも十分楽しめます。
郊外の方なら、空いっぱいの星を見ることができるでしょう。

長くて疲れる通勤生活でしたが、人事異動により、
この4月には近場の職場に戻れそうです。
楽しくなってきた星空観察はこれからも続け、
スマホに頼り過ぎず、少しずつ星座を覚えようと思っています。
(くらげ)

<執筆者紹介>
ペンネーム:くらげ

小さい頃から、曲線に心惹かれています。海も空も曲線が美しい。
曲線が持つ無限のバリエーションはすばらしく、変化する様子は見飽きません。
曲線への興味を通じて、気候の勉強を始めたような気がします。
いつまでも、きれいな曲線を残したい。