21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
今こそバイバイ原発!
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
今年の「バイバイ原発きょうと」のチラシとポスターは、絵本やイラストレーションが世界的にも人気を博しているツペラツペラさんの協力によりできあがりました。
できるだけ多くの人に、今の福島やそこに暮らす人々と避難者のこと、原発について知ってほしい、関心を持ってほしいという思いが、これまでと違う層にも伝わったのではないかと思います。
ゲストのおしどりマコさん・ケンさんからは、
「ドイツでは、ナチスを生んだのも民主主義政治の元であったという反省から、信頼性の高い情報を自ら得ることの重要性を高校生になる頃までには
しっかり学び実践している。」
という話がありました。
それに比べて、日本では開示されている情報には限りがあり、
自らで集めた原発関連情報が正しいのかさえも自信が持てないなど、
信頼できる情報が十分にある環境にないことを改めて感じました。
また、昨年の集会と同じく若者からのスピーチがありました。
緊張感を持って自分の言葉を伝えてくれた
気候変動防止活動に取り組む京都の大学生は、
自身の祖母の家が石川県にあったことから、
原発問題がそれまでよりも現実味を帯びて
大きな怖さとなって迫ってきたと言いました。
今年1月1日の夕方に起きた能登半島地震で最大震度7と津波により
激甚被害を受けた石川県には志賀原発があり、
原発立地予定が辛くも撤回された珠洲市では、
地盤の隆起が4メートルほどもあり海岸線が海側に広がったと発表されています。
この現実と福島原発事故後に明らかになった、
原発がコントロールできなくなった時の状況を、
今こそ思い出し、検証し、選ぶべき道を考える時だと思います。
(イバラノカンザシ)
<今週のコラムニスト>
ペンネーム:イバラノカンザシ
ドリトル先生に憧れ、海の中の生きものといつか話ができることを夢見て世界の海に潜り続けています。
最近、海の中にいると一瞬エラ呼吸できそうな気分になります。