21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
一人当たりのエネルギー消費量の削減を提案します
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
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気候変動枠組み条約のCOP28がアラブ首長国連邦のドバイで、11月30日から12月13日まで開催されました。
会議の決定文書には、1.5℃目標達成のための緊急的な行動の必要性のほか、2025年までの排出量のピークアウト、再エネ発電容量3倍、化石燃料からの脱却等が盛り込まれました。
皆さんは、どの内容に注目されたでしょうか。
私は、「持続可能なライフスタイルへの移行等の重要性」です。
IPCC第6次評価報告書では、
世界の平均気温は少なくとも今世紀半ばまでは上昇を続け、
数十年の間に温室効果ガスの排出が大幅に減少しない限り、
21世紀中には2℃を超えることが予測されています。
その対策として、化石燃料から再エネへの転換が不可欠ですが、
エネルギーを大量に使う大量生産・大量消費社会が続けば、
鉱物資源の枯渇、森林の伐採等の自然破壊を招くことになります。
また、2030年代には、寿命を迎えた太陽光パネルが大量に発生し、
埋め立て処分場の逼迫が予想されています。
まして、再エネに関する利権に目がくらみ、
受託収賄や杜撰な工事による土砂崩れ等の問題を引き起こすことは、
あってはなりません。
それらへのトータルな対策を突き詰めれば、月並みですが、
「持続可能なライフスタイルへの移行」が必要だと思います。
すなわち、物を長く使ったり、地域で採れた旬の作物を食べるなど、
節度を持った生活をすることです。
その推進のための方策としては、一人当たりのエネルギー消費量を政策指標とし、
住民だけでなく、政府、企業、
研究者などが協働で削減に取り組むことが必要だと考えています。(くらげ)
<執筆者紹介>
ペンネーム:くらげ
小さい頃から、曲線に心惹かれています。
海も空も曲線が美しい。
曲線が持つ無限のバリエーションはすばらしく、変化する様子は見飽きません。
曲線への興味を通じて、気候の勉強を始めたような気がします。
いつまでも、きれいな曲線を残したい。