報告: 野の塾「もっと知りたい、身近にいる野鳥」 | 認定NPO法人 環境市民

報告: 野の塾「もっと知りたい、身近にいる野鳥」

クイズで、身近にいる野鳥について知ることができました。

3月29日、京エコロジーセンターにて、日本野鳥の会京都支部会員の谷口正一さんを講師に野の塾「もっと知りたい身近にいる野鳥」を開催しました。
姿は見えなくても街角で鳥の声を聞いて季節を感じたり、家の庭先や窓辺にやって来た鳥に驚いたりする経験をされた方も多いのではないでしょうか。
鳥の声に感じる癒しのひと時の有難さ、ふれあいの不思議さを感じ、「あの鳥はなんという名前だっけ」と人に聞いたりする。谷口さんは日常の中で人と自然のかかわり方の関心を広めることの大切さを説明されました。
意外な発見もありました。「ブッポーソー」と鳴く鳥がいます。「ブッポーソー」といえば高齢の私から連想するのは日本史で学んだ、聖徳太子が制定したと言われる「十七条の憲法」には、「篤く三宝を敬え。三宝とは仏、法、僧をいう」ですが、その声を持つ鳥は、意外にもフクロウ(コノハズク)でした(鳴き声はこちら)。鳴き声にもいろいろあって、①縄張りを主張する鳴き声(地鳴き)、②雄の繁殖期の鳴き声、③雌の鳴き声などがあるそうです。野鳥の色彩の紹介もあり、四国に生息する、七色の羽色の野鳥の映像を見ることもできました。
クイズあり、谷口さんが撮影された野鳥の映像あり、未知の野鳥の生態の説明ありで、野鳥への関心を深める楽しい時間となりました。
(文/スタッフ 野村 哲司)

イベントの内容

野の塾 もっと知りたい!身近にいる野鳥
~環境市民入会キャンペーン~ 環境市民になろう!
姿は見えなくても鳥の声を聞くことってありますよね。
恋の季節を迎えると野鳥の声も変わってきます。
「どんな姿をしていて、どんなところにいるんだろう?」
私たちの暮らす場の近くにも野鳥はいます。
素敵な映像や写真、クイズで野鳥をたっぷり紹介しながら、野鳥の観察の仕方や楽しみ方、まつわる話しを紹介していただきます。
可愛い声や姿もたくさん楽しんでいただきながら、ひとときゆったりした気分で生きものや自然に思いを馳せてみましょう。
(★今回は野鳥の観察はありませんが、次回に野鳥観察ができるよう検討中です。お楽しみに!)
■と き:2015年3月29日(日)午後1時30分から午後3時40分頃
■ところ:京エコロジーセンター 第1会議室
■講 師:谷口正一さん(日本野鳥の会 京都支部会員)
(プロフィール)日本野鳥の会京都支部会員。鳥類の生息調査に精力的に取り組む。また、美山の芦性原生林の生きものや植物、自然の様子などを8年間にわたって撮影し記録し続けた。DVD化した際には、貴重な記録としてメディアでも取り上げられている。
■主 催:認定NPO法人環境市民
※野の塾とは… 環境活動への入口として、環境問題や持続可能な地域づくりに役立つ情報をわかりやすく紹介したりディスカッションする講座やワークショップな どを行います。
一緒に企画をしたり当日の運営を行なうボランティアも募集中。はじめての方も大歓迎。やってみたい方は環境市民までお気軽にご連絡ください。