21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
Shopping for a better World日本版作成プロジェクト
目的
環境問題をはじめ、人権、労働、福祉、公正な事業展開、情報開示、地域貢献などに真剣に取り組む企業活動を、消費者の購入等を通して促進していく社会的仕組みをつくります。
活動の背景
環境市民はこれまで、買い物ガイドの発行・全国への普及、グリーン購入ネットワークの設立など、日本のグリーンコンシューマー活動へリーダーシップを発揮してきました。活動はかなりの広がりを見せ、大企業を中心としてCSR活動も盛んになってきました。しかし、メーカーやサービス業そのものの評価には至っていませんし、CSRが商品購入、株式投資、就職先などの選択に使える道具にもなっていません。また、モラルを疑うような企業行動、株取引が頻発していますが、そのような企業は衰退し、反対に環境問題をはじめ社会的な活動にまじめに取り組む企業が評価される社会的な仕組みが求められています。
その仕組みとしてアメリカでは、1989年に“SHOPPING for a Better World”が発行されました。このガイドは、環境問題への対応、寄付貢献、地域社会への貢献、女性の雇用、社会的少数者の雇用、従業員福利、職場環境、情報公開、軍需産業への関与、南アフリカとの貿易(アパルトヘイト時代)、動物実験という項目で企業ごとに評価し、A〜Fのランキングで表しています。同書は、毎年のように改定され、92年にすでに累計100万部を突破しています。
活動の概要
このような背景を受け、日本版SHOPPING for a BETTER WORLDを発行します。そのために、環境以外の分野のNPOとのネットワーク「CSRを応援するNPOネット」結成し、そのネットワークで作成可能な力量と広がりをつくっていきます。