21世紀、地球を、地域を、生活を、持続可能な豊かさに
サイクルツーリズムで地域を変える
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
環境市民も構成団体として参加する、
滋賀の自転車まちづくり団体「輪の国びわ湖推進協議会」が、
新刊を出しました。
「サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域」です。
環境市民でも今世紀の初め頃に積極的に取り組んでいた自転車活用のための活動が、
近年は全国で進められています。
最近は特に、自治体が主体となって、
地域活性化のためにサイクルツーリズムに取り組む例が増えました。
国としても2016年に自転車活用推進法を策定、昨年は自転車活用推進計画を定め、
サイクルツーリズムの推進を謳っています。
輪の国びわ湖は設立から10年、ビワイチ(びわ湖一周サイクリング)の推進とともに、
自転車の利用環境の向上や日常利用の推進に取り組んでくる中で、
全国の先進事例の調査を進めてきました。
その中で学んだことをまとめたものが本書です。
しまなみ海道などサイクルツーリズムで成功している地域を見ると、
単に地域外に向け派手なイベントをうったりPRに熱心だったりするわけではなく、
地域住民に向けての「自転車のためのまちづくり」を
官民一体となって進めてきたことがわかります。
成功するサイクルツーリズムはどうすればつくれるのか、その具体的な道筋、
また、サイクルツーリズムが成功したまちにもたらされる
素晴らしい果実について詳しく解説した新刊。
地域活性化に自転車を活用したいとお考えの方は、ぜひひもといてください。
12月には関連のシンポジウムもあります。
(げの字)
「サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域」
藤本芳一+輪の国びわ湖推進協議会 著、学芸出版社 刊
サイクルツーリズムシンポジウム2019(12/21)
サイクルツーリズムで豊かな地域をつくる
先進地に学ぶ4つの成功ポイント
<執筆者紹介>
ペンネーム:げの字
環境市民の設立3年目からの会員で、かつて事務局スタッフとして広報や環境教育を担当。
プロジェクト運営支援などで(スポーツバイクで)駆け回る日々を過ごす。
ベジ料理と家庭菜園が趣味。