どこの企業を選べばいいの?~企業のエシカル通信簿報告・勉強会~ | 認定NPO法人 環境市民

どこの企業を選べばいいの?~企業のエシカル通信簿報告・勉強会~

夢を叶えるため環境市民で鋭意修行中のインターンのみなさんの日記です。新鮮なインターンの視点で環境市民の日常をお伝えします。

こんにちは!環境市民インターン生の野々山千晴です。
普段は京都大学法学部で学生をしています。
先日8月21日(水)に大阪で開催された「企業のエシカル通信簿」結果報告・勉強会に参加してきたので、今回のブログでは当日の様子をお伝えしたいと思います。
企業のエシカル通信簿は環境市民が参加している、「消費から持続可能な社会を作るネットワーク」が2016年から毎年企業を調査して発表しているものです。
持続可能な開発・社会、環境、消費者、人権・労働、社会・社会貢献、平和・非暴力、アニマルウェルフェアの7項目を基準に企業をレイティングすることで、消費者が企業を選ぶための情報を提供しています。
今回の結果報告・勉強会は関西で初めて開催されたもので、当日参加者は27人、消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワークメンバーも18人参加し、会場は満席となりました。
まず企業のエシカル通信簿の目的、活用方法、調査方法、調査項目をネットワーク共同代表幹事の山岡万里子が説明し、その後に各項目の担当者が今年の調査結果を発表しました。
私が特に勉強になったのは「アニマルウェルフェア」の項目で、実際に鶏や乳牛がどのように飼育されているのか写真を提示したり、動物がストレスの多い環境で飼育された場合の健康状態にどのような影響が出るのかデータを基に説明したりされていて、非常にわかりやすい内容となっていました。私は毎日必ず動物由来の食物を口にするのでアニマルウェルフェアはとても身近な問題でしたが、詳しく知らずに肉や牛乳を買っていたのでこれからはどのように食品が生産されているのかを気にしようと思いました。
説明が終わった後、参加者の方々との意見交換会が行われました。「他の組織との協力はないのか」「各企業がCSRにどれだけ人を割き、予算をかけているかも調査するべきではないか」「海外の投資家との関わりを持った方が良いのではないか」など次々と参加者の方々が意見を述べられて、私にはなかった視点を発見できる貴重な時間となりました。
2019年度も消費から持続可能な社会を作るネットワークは企業のエシカル通信簿を作成します。私も調査に参加します!
今回の報告・勉強会を通じてもっとエシカル通信簿を世の中の人に知ってもらいたい、色々な業種を調べていきたいと思いました。調査がんばります!
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消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワークは2019年度も「企業のエシカル通信簿」の作成を行います。調査やその後の普及活動を充実したものにしていきたいと思っておりますのでご寄付のご支援をお願いいたします(ご寄付はこちらからクレジットにてお申し込みいただけます)