まもなく2018年、平和で良い年となりますように | 認定NPO法人 環境市民

まもなく2018年、平和で良い年となりますように

このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。

クリスマスも近づき、
街中にはイルミネーションが溢れ、
クリスマスソングが流れています。
その中でも私が最も好きな曲のひとつに、
“Happy Xmas (War Is Over)”
(日本語訳:ハッピークリスマス(戦争は終わった))があります。
しかし残念ながら、この歌詞に記されていること
(「私たちが望めば、戦争は終わる」など※)は、
未だに成し遂げられているとは言い難いかと思います
(昨今の情勢を見ていると、むしろ、遠ざかっていると言えるかも知れません)。
戦争は最大の環境破壊と言われます。
この曲が発表された当時継続中であったベトナム戦争での枯葉剤散布による土壌及び水質汚染、
その後の中東やアフガニスタンにおける戦争での劣化ウラン弾使用による放射能汚染、
油井火災や原油流出による大気汚染や海洋汚染そして降雨の酸性化、
大量の資源消費と温室効果ガスの排出、以上のそれぞれに付随し、
また自然環境を顧みられないことによる多大な生態系の破壊・・・。
本当に悲しく、見るも無惨なものです。
しかし、その背景にあるものを鑑みると、
私たちは決して無力ではないとも考えさせられます。
なぜなら、近年の戦争には資源(例えば、石油をはじめとする化石燃料など)や
水の奪い合いが大いに関係していると言われるからです。
私たちが環境の取り組みを進め、これらの奪い合いを不要としていくことで
(例えば、再生可能エネルギーの普及により、化石燃料の奪い合いを不要としていくことで)、
また、そのような暮らし、社会経済活動やお金の流れを私たち自身が求め、
選択していくことで、きっと、“Happy Xmas (War Is Over)”に込められた想いの成就に近付くことができるはずです。
2018年は、ぜひ、それに一歩でも近づける年にできれば良いなと思います。
年が明けると、お隣、韓国で平和の祭典と呼ばれる
オリンピック・パラリンピックが開催されます。
来る2018年が、平和で良い年、みなさまにとって幸多き年となりますことを祈念いたします。
※「戦争のない世界、怖れのない世界、
肌の色や立場を超えてあらゆる人々が幸せを感じることのできる世界を、
私たち自身の手により築くことができる。築きましょう。」
というメッセージであると、筆者は解釈しています。
「Happy Xmas (War Is Over) 歌詞」
で検索するとネットで色々出てきますので、
ぜひ、ご一読いただければ嬉しく思います。
(テッ)