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小さな命を繋ぐ庭
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
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小さなライムの鉢にアゲハの幼虫三匹、
サナギも一匹。
朝、水をやっている時に、
ヒラヒラと親がやってきては、
卵を産み付けていく。
黒い幼虫から緑の幼虫へ。
鳥に食べられるのか、
ほとんどはサナギにはならない。
産み付けた卵の数を見ていると、
本当に少ししか蝶にはなれない、
生存競争の世界なのだと思う。
それでもこういう街中の、
ほんの小さな場所を探しては、
卵を産みに来て、
命が繋がっていく。
そういうものが、
とても大切なんだと思う。
庭の山椒も、金柑も、そしてライムも、
食べられて、もうボロボロ。
それなのに、鳥に食べられたのか、
幼虫は一匹にいつの間にかなっている。
小さな社会の生存競争。
やはり、可哀想だけれど、
見つけたら早めに幼虫を捨てようか、と。
その見極めもこれから。
共に生きて行くって、結構大変かもしれない。(ち)