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子どもを連れての移動、何を大切にしますか?
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
「ちずたび 京都と出会う自転車BOOK」(環境市民編)
を読み、妊娠・出産以来、乗っていなかった自転車にまた乗りたくなって、
子乗せ自転車を買おうかと検討中です。
どんな自転車がいいかなと、何気なく、児童館のママ友との会話で話題にしたところ、
「え? 子連れで自転車も自動車も持ってないの?
移動は公共交通のみ!? 信じられない!!」
との発言。
10人くらいのママさんがほぼ同じような反応だったのに、逆に驚いてしまいました。
その児童館は京都市営地下鉄の最寄り駅から徒歩5分。
地下鉄四条駅、阪急烏丸駅からも徒歩圏内で、四条烏丸からはバス路線も整っています。
そんな交通至便な所に暮らしている人でも、
子連れだと公共交通だけでは生活できないと感じているのです。
そういえば、私はよくベビーカーで京都市バスを利用するのですが、
これまで、バス車内に設置されているベビーカー固定用補助ベルト
(バスの車種により、1か所又は2か所あり)を、
他の方が先に使っていたことがありませんでした。
【京都市公式】ベビーカーと一緒にバスに乗ろう!
~ベビーカーの固定方法と乗車マナー~
(動画サイトへリンク)
個人的には「今日は利用できない!!」ということがなくありがたいのですが(笑)、
あまり利用されないとなかなかベルトの存在が普及せず、固定時、
ベルト固定を嫌そうに見られたり、他の乗客の協力を得るのが難しいなぁと感じます。
自動車と違って、公共交通機関では他人とのコミュニケーションの機会が増えます。
一方的に「他の乗客の邪魔!」と嫌な言葉をかけられることもありますが、
子どもと遊んでくれたり、声をかけてくれたり、
子どもの気をそらせてくださる方がたくさんいます。
席を譲られることも多く、笑顔でのコミュニケーションの機会が増えて
一人での乗車時より楽しく過ごすことが多くなりました。
子連れだとどうしても荷物が多くなり、車に頼りたくなる時もありますが、
1時間クルマを使うだけで、一人が排出するCO2は2倍以上にもなってしまいます。
もっと子連れ親子が自然に公共交通で移動する姿が増えるといいな〜と思います。
これから自転車を買って、乗るようになっても、子連れでの公共交通利用が拡がるよう、
公共交通移動をやめずに続けていきたいです。(む)
<参考>
公共交通でのベビーカーの利用については、国土交通省が2014年3月に
「たたまずに使用できるよう取り扱うことを基本とする」
との指針を示しています。
「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」