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服のリユース、リサイクル。どうしてる?
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
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3月。
仕事や学校など新しい生活がスタートにあたり、モノの整理をする人も多いのでは?
かくいう私も、学生のころの服も大事にとっていたのですが、さすがに年齢と共に合わなくなり、悩んだあげくある程度リユース、リサイクルすることにしました。
そこまではいいのですがさて、どこに出すか…
選択肢の一つ目は行政のシステム。
京都市の場合、エコまちステーションというところで古着の回収をしています。ただ、ウェブサイトを見ると「回収している」ということだけしか説明がありません。
「まだ着られる服も、裁断されてウェス(機械器具類の清掃用の布)になったりするのかなあ」と心配になって電話をしてみました。
すると、「着られる服はリユース、汚れなどがひどくて着られないものはウエスにします。子ども服は持ち主に許可を得て、交換会に出すこともあります」とのこと。
なかなかいい感じです。
二つ目は、ファッションブランドH&M。
ここも古着を随時、受け付けています(1日に出せるのは2袋まで)。
着られるものはリユース、汚れなどがひどくて着られないものはウエス、さらに難しいものは燃料としてリサイクル。
プレゼントとして買い物割引券をくれます。
三つ目。企業が有料で引き取りをしているもの。
ネットで探すといろいろあります。集めた服は途上国に寄付をしたりするものが多そう。
四つ目。NGOが募集しているもの。
集めた服は途上国へ寄付。
モノの状態に応じてリユース、リサイクルしてくれるのでエコまちステーションに出そうかなあと思いつつ、出す場所がちょっと遠い…
H&Mも同じくモノの状態に合わせて利活用してくれるのですが
ファストファッションの割引券をもらってもなあ…
企業に出すのはお金がかかる。NGOに出して途上国へ寄付、というのもいいけど、映画「True Cost」で途上国に寄付された服が現地の産業を衰退させている、という事情を知ったばかりだしなあ…
調査の結果悩んでいる春。
みなさんはいつもどうしていますか? (ま)