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吉野川(下) -エコイベント「吉野川フェスティバル」-
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
このコーナーでは、ウェブやメールマガジンの企画運営を行っている「電子かわら版チーム」メンバーのコラムを紹介しています。一緒に企画運営をしたいボランティアも随時募集中です。関心のある方は京都事務局まで。
徳島市に架かる吉野川橋たもとの河川敷で、今年も夏恒例のお祭り
「吉野川フェスティバル」が開かれました。もともとは徳島市が主導
していたこのイベント。実は予算の削減で継続が困難になったことも
あったそうですが、95年ごろからボランティアが運営を引き継ぎ、
今年で26回目の開催を迎えることができた、市民による市民のための
お祭りです。
3日間のお祭りでは、吉野川横断スイミングに、ウインドサーフィン・
SUPボード・ラフティングボード体験、干潟観察会など、吉野川を満
喫できる水辺のアクティビティが目白押し。夜になると会場は露店や
バーベキューを楽しむ人であふれかえり、水上からは毎晩花火が打ち
上げられます。「本当にボランティアで運営されているの!?」と驚い
てしまうほど、内容盛りだくさんの3日間です。
さて、のべ5万人が参加するとも言われる市民のお祭り「吉野川フェス
ティバル」では、エコイベントの啓発も目指しています。会場には
「エコランド」が設置され、ボランティアの人たちが分別を呼びかけま
す。今年の祇園祭りでも取り入れられた、リユースカップの導入も推進
されています。今年は4,979個のカップが利用され、その内紛失や破損が
219個、回収率は95.6%でした。年を重ねるごとにみなさんの認知度も
上がり、回収率も上昇、イベント終了後のボランティアによる回収作業
も楽になってきているそうです。
徳島でも広まりつつあるリユースカップ。いつの日か、「阿波おどり」
でもリユースカップが当たり前になればいいですね。
(ともねん)