日常に役立つNPO経験 | 認定NPO法人 環境市民

日常に役立つNPO経験

祖母が入院をした。一緒に暮らす父が面倒を見ているが、
どうも関係がうまくいっていないみたい。
それぞれの話を聞いてみると、どちらの言い分も一理ある。
二人とも自分の意見だけを通そうとしている。
相手が悪くて自分がかわいそうと思っている。
間に立った親戚も、そんな様子に嫌気がさしている模様。

やれやれ、しょうがない。
すでに他界した母の代わりに、調整に入るのが娘の役割。

ここで力を発揮するのが、日頃のNPO体験。相手の話を丁寧
に聞き、その思いをきちんと受け止めること、伝わるように
選んで言葉を発したり、仲を取り持つように動いたりするの
は、ボランティアコーディネートで学んだこと。

どこに問題があるのかを見抜き、どうすればうまくいくかを
考えて課題を設定し、実行に移すのは、プロジェクト運営で
学んだこと。

うまく調整できて、してやったりとにんまりする感じも、
日頃の市民活動で経験していることと同じで、おもしろい。

そういえば、コーディネータ仲間の友人も、小姑として母と
お嫁さんの間の取り持ちをがんばってるって言ってたっけ。

日頃の苦労、役立つもんだね。
NPOやっててよかった、なんて思うのだった。
(げの字)