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政治家の資質
カテゴリ: 電子かわら版コラム | 更新日:
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麻生太郎氏の発言が物議を醸している。
発言を徹底されたが、思わず出てしまった言葉は、おおよそ本音に
近いだろう。この報道を聞いてまず思ったのは、世界中のナチスの
サクリファイスの犠牲者と、その遺族を敵に回したであろうことだ。
亡くなった人の分まで遺族はその何倍も怒るだろう。
政治家たるもの、侵してはいけない領域があることは、どうやら
麻生氏はご存知ないらしい。
いや、一般の市民の認識にも劣りはしないか。
第二次世界大戦で、日本はドイツと同盟国だった。
それだけの事実でさえ、批判の材料になりうる。
日本がもっと早く負けてくれていたら、犠牲者はもっと少なかった
という、そういう声もある。
過去は戻せない。
これから、どう対処するかがますます問われるであろう。
ドイツが評価されるのは、ちゃんと過去のあやまちを認め、謝罪を
しているからだ。
謝らないなら、せめて口に蓋をするか、辞めていただくしかないのでは。
件のお方が副総理とは、呆れた話ではないか。
アメリカで、従軍慰安婦の像の除幕式も記憶に新しい。
国民すべてがこんな馬鹿な事を考えている訳ではない。
しかし、私達が選んだはずの代表たちが、こんな資質であることが、
国民の一人としてとても恥ずかしい。(ち)