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遺伝子組み換え作物の本当の怖さ
カテゴリ: 元事務局長 堀のブログ | 更新日:
このコーナーは,2002年から2013年まで環境市民の事務局長を務めた堀孝弘が,在職時に書いたブログを掲載しています。
遺伝子組み換え作物の本当の怖さ
10年前から懸念を表明
遺伝子組み換え作物について、10年前に環境市民「みどりのニュースレター」に、4回の連載記事(隔月)を載せていました。その最終回に「その本当の怖さは」として、ある企業が、猛烈な勢いで遺伝子組み換え技術を持っている他の企業や、作物種子の大手企業、食料商社の買収を進めている実態を紹介しました。
世界の食料が一部の企業に握られる
10年前は、「安全か否か」が世間の大きな関心事でしたが、遺伝子組み換え作物を「従来の作物と実質的同等」とする人たちと、安全に懸念を示す人たちの論争は、簡単に結論が出そうにありませんでした。その頃、「この論争をしている間にも、世界の食料が支配されていく…」との懸念を感じていました。それから10年。その懸念が現実のものとなっています。
「モンサントの不自然な食べもの」を上映
「ある企業」とは、アメリカのモンサント社。フランスで制作されたドキュメンタリー映画「モンサントの不自然な食べもの」が7月27日(金)の午後2時からと6時半から、京都市下京区の「ひと・まち交流館京都」で上映されます。有志による自主上映です。
食と環境、食と安全、食料安保など、関心のある人はぜひおいでください。詳しくは下記URLをご覧ください。
https://www.facebook.com/monsanto.movie.kyoto
10年前に書いた記事をあらためて紹介
10年前に堀が書いた記事をデータで添付します。今読み返しても、わかりやすく書いているなぁ〜と思います。しかも「その4 遺伝子組み換え作物の本当の怖さは」は、今の状況をそのままあらわしています。ただし、制度の仕組みや数値データは2002〜2003年当時のものであることはご了解ください。ちなみに、この「身近な化学の話」シリーズの1〜5は、洗剤についての記事でした。
◆暮らしにとっても役立つ とっても身近な化学のはなしpart6 遺伝子組み換え作物について その1「遺伝子と種のかべ」 みどりのニュースレターNo.114、2002年11月
◆暮らしにとっても役立つ とっても身近な化学のはなしpart7 遺伝子組み換え作物について その2「遺伝子組み換え作物にどのようなものがあるか」 みどりのニュースレターNo.116、2003年1月
◆暮らしにとっても役立つ とっても身近な化学のはなしpart8 遺伝子組み換え作物について その3「表示はどうなっているの」 みどりのニュースレターNo.118、2003年3月
◆暮らしにとっても役立つ とっても身近な化学のはなしpart9 遺伝子組み換え作物について その4「その本当の怖さは」 みどりのニュースレターNo.120,2003年5月
上記、「おまけ情報」の答えは、ノバルティスです。
以上