グリーンコンシューマーと持続可能な消費
グリーンコンシューマーやエシカル消費、フェアトレードなど持続可能な消費について知って行動してもらおうと毎年各地で開催しているセミナーは、今年は沖縄と長野で開催されました。
11月5日(土)に沖縄の漫湖水鳥湿地センターで開催されたセミナーでは、湿地に設置されている木道観察もいれて、まちなかで野鳥のサンクチュアリとなっている自然へ私たちの消費と暮らしがどのような影響を与えているのかも知ることができました。
また、今回のセミナーのパートナー団体であり、消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワークのメンバーでもある、沖縄リサイクル運動市民の会が小学校の授業で行っている「買い物ゲーム」の紹介もあり、全国で行っている買い物ゲームを集めてできれば面白いのではと話しが盛り上がりました。漫湖水鳥湿地センターの職員さんも一緒に学びの時間を共有して下さり嬉しかったです。
また、11月19日(土)に開催した長野セミナーでは、フェアトレードやエシカル商品などを具体的に知ってもらおうと、パートナー団体のみどりの市民が地元の団体や事業者さんに呼びかけ展示ブースをつくってくれました。
開催まで半年かけて相談を重ねたというみどりの市民のみなさんの熱意が伝わり、参加者も60人程となり、講師の杦本の話しを聞いた後は長野でグリーンコンシューマーと持続可能な消費を広げて行くにはどうすればいいのかをグループに分かれて話し合って下さいました。今回の長野のセミナーでは市民、事業者、そして行政の長野県と長野市の職員の参加もあり、長野での今後の展開がとても楽しみになりました。
今回のセミナーでは、環境市民でインターンとして活動をしてくれている大学生3人が、買い物のときにどのような視点を持てばいいのかが具体的にわかるようにと、2会場ともに商品の展示を準備してくれました。商品選びから解説、ポイントなどの文章をつくり、ディスプレイまで考えてくれたおかげで、参加されたみなさんにわかりやすく説明ができました。卵についてのポイント見て参加者から「知らなかった!」という声、コーヒーの解説を読んで「次に買うときはフェアトレードを選びたい」など、たくさんの反響をもらいました。
ぜひ、みなさんの地域でもそんな講座をやりたいという方がおられましたら、気軽にお問い合わせ下さい。
(下村委津子)