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環境メッセージ列車 エコトレイン「第11回グリーン購入大賞」環境大臣受賞
阪急電鉄(株)が主体として、環境市民とパートナーシップで取り組んだ環境メッセージ列車『エコトレイン未来のゆめ・まち号』によるセクターを越えた協働による環境啓発プロジェクト」に環境大臣賞に輝きました。
2009年10月9日掲載
阪急電鉄(株)が主体として、環境市民とパートナーシップで取り組んだ環境メッセージ列車『エコトレイン未来のゆめ・まち号』によるセクターを越えた協働による環境啓発プロジェクト」に環境大臣賞に輝きました。
グリーン購入大賞
環境に配慮した製品やサービスを優先的に購入する「グリーン購入」の普及拡大に取組む団体を表彰することにより、一層の取組みを奨励するとともに、活動事例の紹介を通じてグリーン購入を普及することを目的とした表彰制度です。 (主催:グリーン購入ネットワーク 後援:環境省、経済産業省、WWFジャパン、日本経済団体連合会、日刊工業新聞社, 毎日新聞社、読売新聞社
環境メッセージ列車 「エコトレイン 未来のゆめ・まち号」によるセクターを超えた協働による環境啓発プロジェクトについて
2008年の12月から2009年7月まで、阪急電鉄によって、京都線、神戸線、宝塚線で各一編成ずつ、環境や社会貢献をテーマにしたメッセージ列車「エコトレイン 未来のゆめ・まち号」(以下エコトレイン)が運行されました。このエコトレインの企画・監修を、環境市民が協働で行いました。
車体外観に環境をテーマにしたラッピングを施すだけでなく、車内のポスター、ドアのステッカーやつり革等のすべてにおいて、温暖化防止や環境をテーマとした情報や沿線の自治体、NPOの環境の取り組み、協賛企業の環境活動等に関する情報を多様に提供しました。このような活動に対して、現代社会が必要とする環境コミュニケーションの先進事例として高く評価されたものです。(授賞理由は下記)
本事業は、環境市民のミッションのひとつである「経済をグリーン化する」を具体化するプロジェクトとして行いました。企業が本業において環境やCSRに取り組む事例として、また、企業とNPOのパートナーシップ事業の先進事例として、今後、各地に広がることを期待しています。
環境市民では今後も持続可能でな社会を築くために、多様なパートナーシップを構築し、より一層の努力をしてまいりますので、会員各位、協働・協力いただいているNGO、自治体、事業者の皆様の、さらなるご支援のほどよろしくお願いいたします。
●エコトレイン 未来のゆめ・まち号(阪急電鉄ウェブサイト)についてはこちら ●エコトレイン事業について(環境市民ウェブサイト)についてはこちら
阪急電鉄(株)代表取締役社長角 和夫氏より受賞コメント
この度は、グリーン購入大賞「環境大臣賞」を頂戴することができ、大変光栄です今回、受賞したエコトレインは、市民・行政・企業等多くのみなさまにご協力いただき、多様な環境メッセージを発信したことが高く評価されました。企画・監修いただきました環境市民様はじめ、ご協力いただきました関係者の皆様にあらためて心よりお礼申し上げます。今回の取組みは、阪急阪神ホールディングスグループで推進している社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として実施したものです。今後も今回の受賞を励みに、環境活動を推進して参ります。 (未来のゆめ・まちプロジェクトの全体についてはこちら)
阪急電鉄株式会社 都市交通事業本部 都市交通計画部 木内徹氏より受賞コメント
私にとって、そして当社にとって、エコトレインはNPOの方と連携して取り組んだ初めての大規模なプロジェクトでしたが、その取組みがこれほど高い評価を得ることができ、心から喜んでいます。 私がエコトレインのプロジェクトに取り組む中で、ご縁ができた方は名刺を交換させていただいた方だけで250名余り。エコトレインは、本当にさまざまな立場の数多くの方々に支えられた取組みでした。 環境市民様をはじめとして、ラッピングデザインをしていただいたウマカケバさん、多くの沿線自治体、環境省、近畿運輸局、日本民営鉄道協会、協賛企業、環境市民様を通じてポスター制作にご協力いただいた多くの方々、こどもエコ絵画コンテストに作品を応募いただいた500名余りのこどもたち等々.. このプロジェクトに関わっていただいたすべての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。 近年、当社においても、社外のさまざまなステークホルダーの方と連携した取組みをする場面が増えてきました。これからの社会では、さまざまな立場の人がそれぞれの立場を尊重しながら、パートナーシップを組み、社会のさまざまな問題を解決していくことがますます重要になってくるだろう。エコトレインの運行が終わった今、あらためて強くそのように感じています。
受賞理由
乗客に環境問題を分かりやすく伝え、グリーン購入等、一人ひとりがすぐにできる環境保全の行動を呼びかける取り組みとして、特に以下の点が評価を受けました。
・関西の主要都市を結ぶ電車全体をメディアとして活用し、 8ケ月の長期にわたって環境啓発のメッセージを多くの方へ発信し続けたこと
・ NPO法人環境市民の企画・監修を受け、弊社のみならず沿線の自治体や企業、市民の環境-の取り組みを発信することによって、セクターを越えた協働を行ったこと
・動植物や我々の生活に与える地球温暖化の影響に関する情報のほか、グリーン購入のすすめ、こどもの環境絵画コンテストなど、環境についての幅広いテーマを工夫して発信したこと
受賞団体一覧
●環境大臣賞 阪急電鉄株式会社 ●経済産業大臣賞 株式会社チクマ ●大 賞 シャープ株式会社 株式会社ハイクレー 横浜市資源リサイクル事業協同組合 パイオニア株式会社 長野県上水内郡飯綱町 らでぃっしゅぼーや 株式会社 ●優 秀 賞 積水ハウス株式会社 住商インテリアインターナショナル株式会社 SGモータース株式会社 プリンス電機株式会社 NGP日本自動車リサイクル事業協同組合 日本自動車リサイクル部品販売団体協議会 滋賀県立大学環境マネジメント事務所 ●審査員特別賞 富士ゼロックス株式会社 株式会社スプラインネットワーク 滋賀県立大学 グリーンコンシューマーサークル 株式会社モスフードサービス 熊本学園大学 ●審査員奨励賞 リコー東北 株式会社 株式会社 エコノス 大学生協京都事業連合 <あなたの応援が企業の環境の取り組みをすすめます!ーーご入会、ご寄付のお願い>環境市民では経済をグリーン化を応援するため、今回のような企業との協働事業をすすめていますが、今後さらに展開するには皆さんのご支援が必要です。ぜひ、会員として活動の応援をお願いいたします。入会のご案内はこちらをご覧下さい。