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報告:伏見の蔵元に聞く!おいしいお酒づくりと環境のこと 2010年4月22日
2010年4月22日、京都市左京区の出町柳にある多目的カフェ「かぜのね」にて、ラジオチーム主催の「伏見の蔵元に聞く!おいしいお酒づくりと環境のこと」のトークイベントが行われ、伏見にある招徳酒造の代表取締役木村紫晃さんにお酒づくりや農業、環境についてお話を伺いました。
環境市民ラジオチームは、毎週月曜日の午後1時から京都三条ラジオカフェ(FM79.7MHz)から「環境市民のエコまちライフ」という番組を放送しています。環境情報を市民目線で分かりやすくと、ボランティアが企画・制作に関わりはじめて今年で7年目になりました。番組に出演してくださったゲストのお話を直接聞いていただける場を持とうと、不定期でセミナーも開催しています。
2010年4月22日、京都市左京区の出町柳にある多目的カフェ「かぜのね」にて、ラジオチーム主催の「伏見の蔵元に聞く!おいしいお酒づくりと環境のこと」のトークイベントが行われ、伏見にある招徳酒造の代表取締役木村紫晃さんのお話を伺いました。
招徳酒造では、井戸で汲んだ地下水をそのまま酒造りに使っていることから、地下水をいい状態で守り続けていくため、環境維持の努力も欠かせないとのことでした。また、日本酒の原料になるお米を作られる農家さんと信頼関係を築いておられ、田植えや稲刈りなどの農作業に地域の方々と共に参加されておられるそうです。醸造アルコールを添加しない「純米」での日本酒造りに古くから取り組んでこられたとのことで、原料の水と米には特にこだわっておられるんだなと感じました。
参加者からの質問も活発に行われました。農家の高齢化のこと、日本酒に興味を持つ若い女性が増えてきたこと、外国へ日本酒を輸出すると関税が高いことなど、興味深いお話もうかがうことができました。トーク終了後は、お料理と日本酒をいただきながらの交流会!右京区嵯峨越畑産のお米で作られた純米酒と綾部市産のお米で作られた純米吟醸酒の2種類の日本酒を味わいました。イベント参加者のほとんどの方が交流会に参加され、蔵の方や参加者同士でも楽しい交流が夜遅くまで賑やかに行われました。(文/本会会員 黒澤 英昭)
ラジオ「環境市民のエコまちライフ」はこちらからインターネットでも聴けます。
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