小冊子「やってみよう!エコ地蔵盆」便利な手引書できました! | 認定NPO法人 環境市民

小冊子「やってみよう!エコ地蔵盆」便利な手引書できました!

お祭りの後、大量のごみ。缶やペットボトル、プラスチックのパックや発砲トレー…。 日頃のエコライフもどこへやら。子どもの成長を願う、京都の夏の伝統行事「地蔵盆」も例外ではありません。

環境市民では、こうした「ごみ」と「おやつ」から地蔵盆をエコ化し、身近な行事から環境のことを考えるきっかけになればという想 いから「エコ地蔵盆」プロジェクトを始め、京都市内の7町内で実施しました。その事例から、エコな地蔵盆の取り組み方を具体的に 提案する冊子をつくりました。基本的な考え方は他の地域のお祭りにも応用できるものですので、 ぜひ、京都以外の地域の夏祭りでもご活用ください。

2009年4月19日

お祭りの後、大量のごみにびっくりされた方も多いのではないでしょうか。缶やペットボトル、プラスチックのパックや発砲トレー…。 日頃のエコライフもどこへやら。子どもの成長を願う、京都の夏の伝統行事「地蔵盆」も例外ではありません。地蔵盆で配られるおやつも調べてみると、添加物いっぱいのスナック菓子が主流になっていることが分かりました。
環境市民では、こうした「ごみ」と「おやつ」から地蔵盆をエコ化し、身近な行事から環境のことを考えるきっかけになればという想 いから「エコ地蔵盆」プロジェクトを始め、京都市内の7町内で実施しました。その事例から、エコな地蔵盆の取り組み方を具体的に 提案するのが今回の冊子です。
子どもたちのおやつや家庭への景品なども「地域のお祭りに必要な ものは地域のお店でまかなう」というコンセプトのもと、京都のお 店や商品を中心に紹介しています。
基本的な考え方は他の地域のお祭りにも応用できるものですので、 ぜひ、京都以外の地域の夏祭りでもご活用ください。

特徴

(1)添加物の少ないおやつの例、そうしたおやつを提供してくれる地域のお店がわかる!
(2)景品やお供え物に取り入れやすい環境負荷の少ない商品がわかる!
(3)ごみ減量のアイデアがわかる!
(4)お町内が実際にとりくんだ事例やアイデアがわかる!

概要

■冊子概要:A5サイズ 24頁

■費用:無料(※郵送料はご負担ください)
■発行:NPO法人環境市民
■申込み方法
(1)住所・名前・電話番号・必要冊数を記入した用紙を準備する。
(2)送付先の住所とお名前を記入した封筒(A5サイズが入るもの)に200円分の切手を貼る。
(3)(1)と(2)を環境市民事務所まで郵送する。

【送り先】NPO法人環境市民
〒604-0932 京都市中京区寺町通二条下る呉波ビル3階A
TEL 075-211-3521 FAX 075-211-3531

■注意事項
・申込み後2週間たっても冊子送付がないときは、お問い合わせ下さい。
・最初の発送は4月中旬以降を予定しています。

※ この冊子は、京都市ごみ減量推進会議の助成金を受けて作成 しています。

エコ地蔵盆をさらに詳しく解説

エコ地蔵盆ではどんなことに取り組むの?

エコ地蔵盆では以下の2つに主に取り組みます。
(1)健康にも環境にもやさしい食べ物を提供しよう
添加物の多いスナック菓子等の袋菓子やファストフードの利用を控え、できるだけ添加物が少なく、安心できるたべものを選びます。 例えば、昨年は、無添加のウィンナーをパン屋さんに持ち込み、オリジナルウィンナーロールをつくりました。
(2)できるだけごみが出ない工夫をしてみよう
使い捨ての紙コップやトレー、ペットボトルの代わりに家からカップを持参したり、リユース瓶(写真:リユース瓶のビールを選択)の飲料の利用でごみを減らします。 御供えもののビールをリユースびんにすることも一つ。

「エコって楽しい、面白い!」2007年 エコ地蔵盆に取り組んだお町内の声

・環境の要素を入れることで、お金をかけるより手間ひまをかければアイデアが生まれ、 担当役員さんも工夫することを楽しみました。
・環境のこともやればできるという気持ちが持て、 そのことが町内の結束力を高めることにもつながりました。
・昨年まではファストフードだったけれど、環境を守るためにごみを減らすことが大切という話を聞き、 実際にごみの少ないおやつが出てきたので、こどもたちも納得したと思います。

※エコ地蔵盆は、2006年と2007年に京都市内の4つ町内で実施をし、好評を得ました。