役員紹介詳細 | 認定NPO法人 環境市民

役員紹介詳細

代表理事(50音順)

杦本 育生(すぎもと いくお)

特定非営利活動法人 環境市民代表理事

メッセージ

環境市民は、グリーンコンシューマー活動、エコシティー活動、エコツアー活動や、環境NGOが自治体や企業と行うパートナーシップ活動で、日本の先駆者としての役割を果たしてきたと思います。

また、環境市民は、会員の皆さんの意思と行動力によって、多くの人々が参加する活動や日常的な行動の提案をしてきました。

社会を持続可能で豊かなものにしていくために、より大きな社会的影響力のあるNGOになっていきたいと願っています。夢を実現する環境NGO、環境市民はそうあり続けたいですね。

私の横顔

個人としては、海に潜り山に歩くことが大好きな人間です。モルディブ、フィジー、バリ、パラオ、シパダン、マナド、シミラン、セブ、石垣、西表・・いろいろな海を楽しんできました。山歩きは日本アルプス、そしてスイス、カナダ、ニュージーランド・・地球は本当に美しい星です。

また食はS級からB級まで様々美味しいものを楽しんでいます。ただし食べ残さないこと、これは守っています。映画、小説、音楽も好きです。

経歴

NPO法人環境市民代表理事(第1〜7期)

1953年大阪市に生まれる。京都大学農学部卒。

1992年7月環境市民設立時からNPO法人化まで事務局責任者を務める。

現在、グリーン購入ネットワーク顧問、京のアジェンダ21フォーラム副幹事張、環境首都創造NGOネットワーク代表幹事、NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議理事、NPO法人環境機構理事、公益財団京都市環境保全活動推進協会理事。

専門分野、所属学会、社会活動等

  • 地域からの持続可能な社会づくり
  • 地球温暖化防止の戦略政策
  • グリーンコンシューマー、グリーン購入、エシカルコンシューマー、グリーンウォッシュ防止
  • サンゴ礁の生態系(趣味の範囲です)

著書

  • 『グリーンコンシューマー 地球をエコにする買い物のススメ』昭和堂 2006年
  • 『環境首都コンテスト 地域から日本を変える7つの提案』学芸出版社 2009年(企画・共著)
  • 『グリーンコンシューマーになる買い物ガイド』小学館 1999年(企画・共著)
  • 『地球にやさしい買い物ガイド』1994年(企画・共著)
  • 『かいものガイドこの店が環境にいい』ごみ問題市民会議 1991年、1993年(企画・共著)
  • 『パートナーシップでつくる環境調和型ライフスタイル』経済企画庁編 大蔵省 1999年(共著)
  • 『世界の環境都市を行く』岩波ジュニア新書 2002年(共著)、他
  • DVD『未来の選択』環境市民 2007年、『未来の選択 改訂版』環境市民 2008年

さらに詳しいプロフィール

理事(五十音順)

浅利美鈴(あさり みすず)

総合地球環境学研究所 教授

私の横顔とメッセージ:

京都府出身。小学生のころ、宿題の一環として出した「水の作文コンクール」で入賞したことがきっかけで、節水少女に。地球環境問題に注目が集まった1996年に、環境問題を解決したいとの志を持って大学に入学しました。学生時代に、京大ゴミ部というグループを立ち上げて、大学を環境配慮型にするための活動を始めました。その後、活動対象を広げ、子どもや消費者に、エコライフを始めて頂くための教育・啓発活動に力を入れ、百貨店での企画「びっくり!エコ100選」などを展開してきました。研究としては「ごみ」一筋。食ロスやプラごみ、災害廃棄物など、様々なごみを対象にしてきました。また、最近では、SDGsなど幅広い社会問題との関係性にも目を向け、「エコ~るど京大」や「京都超SDDsコンソーシアム」といったネットワークを立ち上げ、学生さんや、産学公民のメンバーと、わいわいがやがや、様々な取り組みを進めています。

石崎 雄一郎(いしざき ゆういちろう)

ウータン・森と生活を考える会 事務局長
ボルネオ保全トラスト・ジャパン 理事

私の横顔とメッセージ:

小学校高学年〜中学校のころ(環境市民が創立された1992年ころ)にテレビなどで「1秒間にサッカー場一面の森が無くなっている」というニュースを見て怖くなり、環境問題や国際協力に関心を持ちました。同世代のセヴァン・スズキさんは自ら行動して国連の地球サミットでスピーチをしたと後から知りましたが、僕は特に何の行動もせず中・高校生時代をだらだら過ごしました。

大学では、国際協力系のボランティアサークルに入り、フィリピンなどで貧困層のための家づくりワークキャンプなどに仲間とともに励み、楽しく過ごしたのですが、後半に就職活動が始まるとこれまで熱心に活動してきて、環境問題や国際協力に興味のあったはずの仲間が全く関係の無い、むしろ開発側にまわるような企業や銀行を就職先として選ぶようになりついていけなくなりました。

大学4年生の時に、気分転換を兼ねてたまたま留学していた彼女に会いにドイツを訪れ、1ヶ月間ドナウ川沿いを自転車で旅行し、ユースホステルで多くの外国人と交流を深めました。旅行が楽しかったので、その時に喧嘩していた彼女とは会わずにフランス、イタリア、ギリシャを訪問したことが、その後の自らの人生観に影響を与えたと思います。

帰国後、楽しかった旅行と就職活動についていけない日本での生活とのギャップに苦しむようになり、結果として、2年間一度も家から出ない『引きこもり生活』を送るようになりました。

ようやく引きこもりから抜け出し、ニート、フリーターを経て、環境系の企業で働くこととなりましたが、その頃にNGOの催しに参加して、ウータン・森と生活を考える会の西岡良夫さんとボルネオ保全トラスト・ジャパンの荒川共生さんに出会い、本格的にNGOの活動を始めました。

その後にボルネオ島を訪れて、フレンドリーで熱く活動するインドネシアのNGOメンバーや、かつて違法伐採をしていたものの今は森林再生をしている村人たちと出会ったことで、現場から草の根で活動する意義を、身をもって学びました。

2012年にブラジルのリオデジャネイロで行われた地球サミット・リオ+20に参加し、先住民村を訪問するなど、多くの活動家の仲間に出会い感銘を受けました。その後、日本で母親となったセヴァン・スズキさんと会い、オランウータンの人形をプレゼントしました。途上国での環境破壊の現場を知る者として、また地球環境問題が生まれた時から当たり前のこととして降りかかってきた新しい世代として、貢献ができればと思います。

経歴:

1980年生まれ。大阪府出身。枚方市在住。

1998年に関西学院大学総合政策学部に入り、貧困層の居住問題を考える国際NGOサークル『エコハビタット』で活動を開始。フィリピンで4度、家づくりのボランティアワークを行う。

2008年ごろから、ウータン・森と生活を考える会、ボルネオ保全トラスト・ジャパンにボランティアとして参加。

2010年から京のアジェンダ21フォーラムでコーディネーターとして働く。

2012年にブラジルで開催された国連地球サミット・リオ+20に参加、世界で活動する市民グループやNGOと出会う。

2014年から一年間、龍谷大学大学院政策学研究科NPO・地方行政コースへ社会人院生として通う。夏に再生可能エネルギーの調査でドイツを訪問する。

2016年から、認定NPO法人環境市民でチーフコーディネーターを勤める。「持続可能な消費ネットワーク」「環境首都創造ネットワーク」など地域から持続可能な社会をつくるために、市民、NPO、行政、企業等と活動に取り組んでいる。

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太田航平(おおた こうへい)

NPO地域環境デザイン研究所ecotone 代表理事

メッセージ

この度、新しく理事に就任した太田航平です。会員のみなさまの中には共に活動を行ってきた仲間もいらっしゃいますが、多くのみなさまには「はじめまして」となります。これまで環境市民が一早く提唱してきた問題や取り組んできた課題に対しては、解決のためのアプローチが、市民/事業者/行政などの中でさまざまな形でなされつつあります。これは大きな成果です。しかし、経済優先の社会システムの中では表面的なアプローチも多々見受けられ、持続可能な社会づくりに逆行しているのでは?と思えるような政策や、一人ひとりの行動が見受けられるのも現実です。このような状

況を打破するために、環境市民だからこそ出来るアプローチと次の10年を支えるインパクトを生み出すことが私の一つのミッションだと考えております。みなさまと共に活動し、地域から社会を変える大きな潮流を生み出していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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片山 雅男(かたやま まさお)

神戸教育短期大学元教授

 

メッセージ

いくつかの自然保護団体やNGO、NPOにかかわってきた経験を生かして、新たな気持ちで取り組み、人と自然のつながりを考える人々と多くの仕事ができればと願っています。

私の横顔

平安京の遺跡に囲まれて育ったため、高校までは考古学を真剣に目指していましたが、故あって、大学からは植物を相手に暮らしています。趣味と仕事がごっちゃになった毎日です。趣味といえば、大学時代から始めた切り絵を今も細々ながら続けています。近頃は、家庭菜園にもはまっていて、今はジャガイモとイチゴに挑戦中です。

古い町で育ったので、絶滅危惧的な京言葉を日常的に使っています。意味不明なときは古語辞典をご利用下さい。

経歴

1955年 京都市生まれ

京都大学大学院理学研究科博士課程植物学専攻

京都大学生態学研究センター研修員を経て、1996年より2022年まで神戸教育短期大学教授。

同志社女子大学非常勤講師。関西国際大学非常勤講師。放送大学非常勤講師。

グリーンセイバー検定委員(樹木・環境ネットワーク協会)。

平成27年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰受賞。

専門分野

植物生態学、環境生態学

主に樹木の季節的な成長の過程や京都深泥池の湿原植物の生活史、里山の植物について調べています。また、京都御苑や京都西山をはじめ各地で自然観察会や野外活動をおこなっています。

著書

  • 『自然のシステムに学ぶ生活環境論』化学同人
  • 『グリーンセイバー』研成社
  • 『グリーンセイバー・アドバンス』研成社
  • 『グリーンセイバー・マスター』研成社

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嘉田 由紀子(かだ ゆきこ)

参議院議員、前滋賀県知事、元日本環境社会学会会長

経歴
1950年埼玉県本庄市の養蚕農家生まれ。中学校の修学旅行で滋賀の歴史・琵琶湖の美しさに感動。1969年京都大学入学と同時に探検部入部。1971年電気もガスも水道もないアフリカで半年暮らし水と環境の価値発見。1973年アメリカ・ウイスコンシン大学留学。1981年京都大学大学院博士後期課程修了・農学博士。1975年長男・1979年次男出産。1981年琵琶湖研究所研究員、琵琶湖博物館の構想・建設・運営にかかわる琵琶湖博物館総括学芸員を経て2000年京都精華大学教授。2006年ムダな公共事業を見直し、子育て・教育・環境保全をふくむ「もったいない!」の訴えで県民の皆さんの支持を得て、滋賀県知事に初当選。2期8年知事を務め2014年勇退。2014年10月から2017年9月までびわこ成蹊スポーツ大学学長。
著書に『滋賀県発! 持続可能社会への挑戦 ― 科学と政策をつなぐ』(2018年、昭和堂)、『レイチェル・カーソンに学ぶ現代環境論』(2017年、法律文化社)、『子どもたちの生きるアフリカ』(2017年、昭和堂)、『地方自治のあり方と原子力』(2017年、七つ森書館)等多数

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加藤 良太(かとう りょうた)

アドボカシー・オーガナイザー

私の横顔とメッセージ:

1990年台後半に京都で大学生活を送り、学生NGOで活動していた私にとって、環境市民はあこがれのNGOでした。多くのNGOが専門性を高めるとともに活動がマニアック(?)になる傾向があるのに比べ、環境市民は専門性を高めながらも、誰でも参加できる活動と、統合的に持続可能な地域社会をつくっていくという姿勢を変えていないのは素晴らしいことです。

これまでも、京都に住まう者として他地域の方とお話しするとき「京都には環境市民っていうNGOがあるんだよ」と勝手に自慢してきました(笑)。

長く国際協力NGOでアドボカシー(市民・NGOからの政策提言・実現活動)の分野で活動してきました。もともと環境NGOと国際協力NGOは重なる課題や活動も多く、環境市民のみなさんとも折々にご一緒してきましたが、2014年末のふとしたSNSでのやりとりをきっかけに「あどぼの学校」で本格的にご一緒することになりました。加えて、2015年に国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」により、地域と世界のつながり、私たちの暮らしと社会のさまざまな課題のつながりを考えて活動することが増え、全国的にも環境NGOと国際協力NGOが協力する場面が増えてきました。そのような背景での私の理事就任だと思います。これからもご一緒に、私たちの暮らしに根ざしたアプローチを大切に、持続可能な地域と世界づくりに楽しく取り組んでいきましょう!

経歴:

横浜生まれ。名古屋近郊で育ち、大学から京都に住まう(仕事の関係で離れた期間を除き)。同志社大学大学院総合政策科学研究科博士後期課程中退。大学院生時代に国際協力NGOにインタビューに行ったところ「ミイラ取りがミイラ」になり、以後、市民・NGOの立場からODA(政府開発援助)政策を中心としたアドボカシーに関わり、政府との政策対話などを通じて、政策過程の公開・参加・透明性の向上に力を入れてきた。最近は、環境市民のみなさんを始め、関西・中部のさまざまな分野のNGO・NPO有志と「あどぼの学校」を立ち上げ、アドボカシーの普及・促進と、それを通じた「民主主義の深化」を目指している。

現在、関西NGO協議会理事、グローカル政策唱道センター(GLACS)主幹、同志社大学大学院総合政策科学研究科嘱託講師、NGO・外務省定期協議会ODA政策協議会コーディネーターなどを務める。

専門分野、所属学会、社会活動:

・ODA(政府開発援助)政策のウォッチと分析

・市民社会・政府間の政策対話のコーディネーション

・公開・参加・透明性の高い政策過程のデザイン・提案

・アドボカシーに取り組む市民社会の枠組みのデザイン・提案

・SDGs実施に向けた普及、啓発、提案

神田 浩史(かんだ ひろし)

噺屋

私の横顔とメッセージ:

桂川の左岸で生まれ、右岸で育ちました。学生時代からレゲエにはまり、ラスタファリズムに謳われた”希望の地・アフリカ”を目指し、ODAの開発コンサルタントに就きました。 タンザニア、ナイジェリアといったアフリカの国々でODAの農業開発プロジェクトに関わりましたが、地域の人々の意向とのギャップに苦悩するばかり。そのうちNGOに魅力を感じてODAの職を辞し、様々なNGOに関わりながら、依頼があればオチのない噺をする「噺屋」稼業に勤しんでいます。縁あって、今は東海地方の西南端を流れる揖斐川の中流域の岐阜県垂井町という小さなまちに暮らし、グローバルな繋がりを意識しながら、一つずつローカルな営みを積み上げていく”まちづくり”に関わり続けています。市場原理・競争志向・成長主義とは違う社会像を「穏豊」という造語で表しながら、東南アジアのNGO仲間から学び、私自身も桂川流域でイメージしていた「流域単位の循環型社会の再構築」の実現に向けて、半歩ずつ、ゆっくりと歩を進めているところです。

経歴:

京都市生まれ。大学を卒業後、開発コンサルタント企業に勤務し、タンザニア、ナイジェリア、バングラデシュなどでODAの農業開発事業に従事。企業を退職後、主に東南アジア各地の地域づくりの現場を調査研究し、日本政府の国際協力・ODA政策策定に関わる。現在は、全国各地で地域づくり、環境・水・川、NPO・NGOなどに関する講演を行うかたわら、複数のNPOの役員としてグローバルな観点を踏まえた上で、流域単位の循環型社会の再構築を図る社会を「穏豊」社会と銘打ち、揖斐川流域での穏豊社会の実現に向けて地域づくりに関わっている。岐阜県不破郡垂井町在住。
専門分野、所属学会、社会活動:
NPO法人泉京(せんと)・垂井理事、NPO法人AMネット理事、フェアトレードタウン垂井推進委員会会長、西濃環境NPOネットワーク副会長、認定NPO法人 気候ネットワーク理事、NPO法人ぎふNPOセンター理事、一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム理事、垂井町総合計画審議会副会長、垂井町東地区まちづくり協議会副会長、たるい・まちづくりフェスタ実行委員会副会長、元・ぎふ・エコライフ推進プロジェクト実行委員長、元・関市市民活動助成金審査委員、元・NPO法人世界水フォーラム市民ネットワーク理事兼事務局長、元・NPO法人第三回世界水フォーラム事務局理事兼事務次長、元・桂川流域ネットワーク代表、元・NPO法人日本水フォーラム評議員、元・外務省国際協力に関する有識者会議委員、元・環境庁環境ODA評価手法検討委員会委員、元・環境省3Rエコポイントシステム導入促進のためのガイドライン検討会委員、元・垂井町(仮称)自治基本条例策定委員会副委員長、元・垂井町レジ袋削減(有料化)推進協議会会長、2012年度 垂井町小中学校連合PTA会長、2015年度、2016年度、垂井町不破中前自治会長、同志社大学、山梨大学、龍谷大学、立命館大学、京都産業大学、愛知大学、愛知東邦大学、南山大学、名古屋学院大学、長野大学で非常勤講師

著書:

・『京の水案内』(共著)京都新聞出版センター、2013年
・『食・農・環境を活かした地域づくり』(共著)アットワークス、2009年
・『川辺の民主主義』(共著)アットワークス、2008年
・『どうなっているの?日本と世界の水事情』(共著)アットワークス、2007年
・『草の根の連帯を求めて 21世紀を拓くNGO』(共著)エピック、2006年
・『環境と開発』(共著)日本福祉大学、2004年
・『ODAをどう変えればいいのか』(共著)コモンズ、2002年
・『徹底討論WTO』(共著)市民フォーラム2001、2000年
・DVD『揖斐川流域の風土と暮らし』(構成)環境省中部地方環境事務所、2017年
・DVD『今さら聞けない TPPの話』(作・主演)uzuminz、2013年
・DVD『私たちの暮らしと世界のつながり』(作・主演)関西NGO協議会、2007年
・その他、共著書多数

講演実績:

国際協力機構、岐阜県、大垣市、郡上市、高山市、下呂市、輪之内町、池田町(岐阜県)、名古屋市天白区、長野県松川町、京都市、亀岡市、八幡市、野洲市、徳島市、別府市、名古屋国際センター、とんだばやし国際交流協会、箕面市国際交流協会、美濃加茂商工会議所、各務原商工会議所、大垣青年会議所、名古屋青年会議所、大野青年会議所(福井県)、京都洛北ロータリークラブ、京都北ローターアクト、不破の関ロータリークラブ、生協連合会アイチョイス、生活クラブ生協、コープ自然派、あいち生協、タイ・チュラロンコン大学、東京大学ほか大学やNPO・NGO関係など多数

主な講演テーマ:

・住民主体のまちづくり
・ごみ・環境問題
・ボランティア・NPO・NGO
・食・食料、食育
・フェアトレード、国際協力、多文化共生
・TPPなどグローバリゼーションのもたらす影響
・流域、川(淀川・桂川、揖斐川、メコン川、チャオプラヤ川など)、水
・非営利組織・NPOの運営・経営
など

下村 委津子(しもむら しづこ)

フリーランスアナウンサー、eco パーソナリティ

メッセージ

放送の世界では、まちづくりや環境に関する番組に関わり続けて行きたいと考えます。

また、環境市民では、エコツアー研究会、エコライフスタイル提案本づくり、環境首都コンテスト全国ネットワークが実施した「日本の環境首都コンテスト」の活動などに参加してきました。現在は、環境市民のラジオ番組「エコまちライフ」の制作・出演やエコシティー研究会に参加し、環境首都創造NGO全国ネットワークで新たな取り組みにも挑戦中。他にも、グリーンコンシューマー活動や環境教育の国際的プログラムエコスークル、環境市民のパートナーシップ事業にも関わっています。

「年齢性別を問わず、生命あるものすべての存在が価値あるものとして大切にされ、安全に安心して活き活きと暮らせる環境を大切にしたまち」そんなまちの誕生を目指しています。

私の横顔

人と出会い話を聞くのが好きになったのは、幼い頃商売人の家で育ったせいかもしれません。配達車の助手席が私の指定席、行く先々で多くの人たちと出会いました。3軒隣の耳鼻科の待合室でお年寄りと話し込み、近所の小学校にも無断で入り込む、当時京都のまちなかを走っていた路面電車で隣の人と話しが弾み降りるのを拒否…と、数々のエピソードが残っています。

その素質が開花したのか?フリーランスアナウンサーの道へと進みました。

今はメディアと環境NGOの双方を知る者として、より正確な情報と真意をわかりやすく多くの人に伝えられる役割を担えればと思っています。スキューバダイビングは150本を越え、命あふれる海の中でその尊さを体験しています。

現在、人間3人と猫5匹との暮らしを楽しんでいます。

経歴

1961年 京都市生まれ フリーランスアナウンサー、eco パーソナリティ
FEE Japan理事、市民エネルギー京都理事、アントレプレナーシップ開発センター理事、ESD-J 理事、他

著書

  • 『環境市民の遊び方暮らし方』(共著)
  • 『日本の環境首都コンテスト 地域から日本を変える7つの提案』(部分執筆)
  • やさしい環境教育(部分執筆)
  • 女性が拓く いのちのふるさと海と生きる(編著者)

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白石 克孝(しらいし かつたか)

龍谷大学 政策学部教授・政策学研究科長、地域協働総合センター センター長

メッセージ

持続可能な地域社会という視点からみて、どのような行政の仕組みや制度が必要か、地域政策の哲学と方向性はどうあるべきか、世界の事例を取材しながら考えています。環境市民の発信力をさらに高めることに協力したいと思っています。

私の横顔

ハリウッドミュージカル映画のコレクターです。ジャズがポップスであった時代の音楽が好きなのも映画の嗜好から来ているようです。

経歴

現職 龍谷大学政策学部教授

1957年名古屋市生まれ

専門分野、所属学会、社会活動等

公共政策学(最近は、サステイナブル・デベロップメントの理論、各国のパートナーシップの事例について研究しています。)

日本公共政策学会、日本行政学会、日本政治学会、農村計画学会ほか

著書

  • 『現代のまちづくりと地域社会の変革』学芸出版社(共著)
  • 『参加と協働の地域公共政策開発システム』日本評論社(編著)
  • 『持続可能な都市づくりのためのガイドブック』公人の友社(編著)

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瀬口 亮子 (せぐち りょうこ)

水Do!ネットワーク事務局長、環境市民 研究員

メッセージ

過去10年以上にわたり、環境市民に深い共感を覚えながら一緒に活動してきました。

このたび、研究員として活動に参加しつつ、理事という立場で組織運営にも関わることになりました。

日本各地の自治体の政策に精通しており、また「持続可能な消費と生産」の分野で活動する数少ない団体のひとつである環境市民が、全国に支援者を増やし、国の政策にも影響力を発揮していけるよう、東京エリアでの活動をお手伝いしていきたいと思います。

経歴

東京都武蔵野市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。

大学卒業後、会社員として東京、米国、香港に勤務。その後、環境雑誌編集等を経て、2002年より2015年3月まで13年間にわたり国際環境NGO FoE Japan(フレンズ・オブ・ジ・アース)職員。

廃棄物・3Rおよび気候変動・エネルギーの分野において、国内外の法制度や取り組み事例の調査研究、提言活動を行うとともに、キャンペーンの企画運営、自治体との連携によるモデル事例づくり、主体間の連携コーディネートなどを手がける。

神奈川県鎌倉市在住。

専門分野

3R(特に発生抑制)、地球温暖化防止、持続可能な消費と生産、環境のまちづくり

所属学会

環境法政策学会、廃棄物資源循環学会

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千葉 知世(ちば ともよ)

大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 准教授

物心ついた頃から環境問題に関心を持ってきました。たぶん、3歳の頃、原油流出事故による海洋汚染の様子をテレビで観て、ショックを受けたのがきっかけだと思います。その後、環境問題にはひとつの専門分野を学ぶだけでは足りないと考え、学際的教育を掲げる京大・総合人間学部へ。授業もそこそこに課外活動に取り組み、その中で環境市民と出会いました。「環境首都コンテスト」のスタッフとして2年ほど活動したご縁で、この度理事に就任いたしました。現在は大学で教鞭を取っていますが、昔も今も根は活動家で、昨年には大阪湾の海洋ごみ問題に取り組む団体を立ち上げました。二児の母親としても、子どもたちに豊かな自然を残したいと思っています。よろしくお願いします

原田 紀久子(はらだ きくこ)

特定非営利活動法人アントレプレナーシップ開発センター理事長

メッセージ

持続可能な社会をつくっていくために、地域と連携した教育活動の重要性を感じています。グローバルな視点で考え、アントレプレナーシップを持って革新的な方法で環境に負荷の少ない暮らし方を身近なところで実現できる市民の育成に関与できたらと思っています。

経歴

京都府出身。同志社女子大学学芸学部英文学科卒。京都大学経営管理大学院修了。

英語講師を勤めた後、1993年Stanford Japan Centerにて「日本技術革新教育プログラム」を担当。1997年に京都リサーチパーク(株)に入社。企画開発部にてインキュベーションや人材育成事業に携わり、1998年から起業家教育事業を担当。2003年にNPO法人アントレプレナーシップ開発センター設立。事務局長としてセンター運営の責任を担う。センターでは、教材・カリキュラム開発、指導者研修、起業家育成講座や教育セミナーなどの企画・実施、先進事例の研究・調査活動等に従事。2009年に理事長就任。同志社女子大学非常勤講師(アントレプレナーシップ研究担当)。

受賞歴

  • 2010年THE 10TH INTERNATIONAL EDUCATION BUSINESS PARTNERSHIP CONFERENCEにて Developing Skills of the Future Workforce 部門でGLOBAL BEST AWARDS特別賞受賞。
  • 平成22年度京都府「あけぼの賞」受賞

役職・委員

京都府地域創生推進会議委員

京都府雇用創出・就業支援計画推進会議委員

京都府府民力推進会議委員

京都府地域力再生活動アドバイザー

京都府コミュニティビジネスに係るアクションプラン検討委員

京都府工賃向上計画検討委員

文部科学省中央教育審議会専門部会委員(平成16~20)等

専門分野

アントレプレナーシップ教育

論文等

  • 『アントレプレナーシップ教育』「生涯学習時代の生徒指導・キャリア教育」(編者 西岡正子、桶谷守)p.183-190, 2013.12,教育出版
  • 『地域連携の実践型アントレプレナーシップ教育の成果—4年間を通した人材育成の取り組みを通じて—』(共著)第17回大学教育研究フォーラム 2011.3
  • 『地域連携の実践型アントレプレナーシップ教育の成果—4年間を通した人材育成の取り組みを通じて—』(共著)第17回大学教育研究フォーラム 2011.3
  • 『地域連携型アントレプレナーシップ教育とその効果』経済教育学会第25回全国大会研究報告要旨集,p48-50』(PDF)2009,9月
  • 『地域活性化と持続可能な社会づくりに向けた若者と大人の共同シミュレーション』、JASAG 2008
  • 『キャリア教育のねらいをどのように実現するか—アントレプレナーシップ教育の可能性について』(PDF)東京書籍 教育シリーズ 小学校社会「新しい教育課題と社会科の役割」 2006、4月
  • アントレ教育体験:確かな学力をどうつける?』(PDF)平成17年Eスクエア・レボリューション「先進IT活用教育シンポジウムin京都」、p96-97、2005
  • “How Simulated Experiences in Virtual Community brings Social Contribution in Real Community? -The Case of JNVC” International Simulation And Gaming Association(ISAGA) The 34th Annual Conference 2003
  • 『地域活性化に不可欠なアントレプレナーシップ教育—産官学連携のもとに人材育成に取り組む必要性:教育に投資せよ!』日本ベンチャー学会全国大会報告要旨集p42-45、2002
  • 『仮想市場を活用した地域連携共同学習システムの学習効果』、日本シミュレーション&ゲーミング学会、秋季全国大会発表論文抄録集、2002
  • 『地域活性化に不可欠な若者の自立とチャレンジ精神』都市京都14、P65-78、2002
  • 『新しい学校づくりを支援する地域連携共同学習の実践研究』、P71-72, 日本教育工学会、第17回大会講演論文集,2001
  • “Feasibility Study of Digital Community through Virtual Enterprise Network Digital Cities,”(PDF)P152-163, 2001
  • 『バーチャルからリアルへ〜仮想企業経営プログラムによる実践教育の成果』, 日本シミュレーション&ゲーミング学会 第13回全国大会発表論文抄録集、P203-208、2001
  • 『初等・中等教育段階における起業家精神涵養教材とその教授法に関する調査(欧米の起業家教育の先進事例報告集)』平成10年度通商産業省委託事業「全国新規事業発展基盤調査」P1-77、1999

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平賀 緑(ひらが みどり)

京都橘大学 経済学部 准教授

「おいしくない食べもの」の政治経済を研究してます。いわゆる「ジャンク」な、糖分や油の多い高度に加工された食品(結構おいしかったりするのですが)をめぐる企業動向や政策を調べてますが、その過程で財閥や戦争や資本主義などを語るようになってしまいました。かつては、丹波の農村で堆肥をつくり野菜や鴨を育てながら、自分の食べものもバイオ燃料も自分でつくる適正技術や、食・農・環境・開発問題について主にネットで情報発信していました。その活動に行き詰まり大学院に移ってからは、食料や歴史で手一杯に。ふと気がつくと、現在の工業的農業・畜産業や食料システムが気候危機の一大要因であると世界的に認識されている中、日本の環境大臣は牛肉ステーキを食べて喜んでいて、誰もそれを止めなかったことにビックリ。改めて、食・農と環境問題とに取り組み始めたころ、理事にお誘いいただき光栄です。

早瀬 昇(はやせ のぼる)

認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター 代表理事、社会福祉法人 大阪ボランティア協会 常務理事

メッセージ

環境問題そのものについての知識は浅いのですが、環境問題に取り組む市民活動の支援・活性化やCSRの推進などの面で、多少とも貢献したいと思っています。

私の横顔

自他ともに認める熱烈な阪神タイガースファン。ビートルズをこよなく愛する。科学的には血液型と性格の間には何の関係もないことが証明されているのに、「典型的なB型」(要は「落ち着きがない」)と言われる。フルボディーの赤ワイン党。水瓶座、動物占いでは「(波乱に満ちた)ペガサス」。

経歴

1955年1月 大阪府生まれ。

1973年 大学入学と同時に「大阪交通遺児を励ます会」の活動に参加。以後、「誰でも乗れる地下鉄をつくる会」など、さまざまなボランティア活動に参加する。

1977年 京都工芸繊維大学・工芸学部(電子工学科)卒業。

1977〜1978年 フランス・ベルギーの社会福祉施設(L’AECHE:仏語で「箱船」の意)で研修。

1978年 社団法人大阪ボランティア協会(1965年設立。1993年7月に社会福祉法人に組織変更)に就職。

1979年 大阪府立 大阪社会事業短期大学(現大阪府立大学社会福祉学部)専攻科修了。

1991〜2010年 大阪ボランティア協会の事務局長。2007年より常務理事。

1995年 阪神・淡路大震災発生時には、全国の市民団体と連携し被災地の人々を応援する市民の会」を結成。現地に日本最初の災害ボランティアセンターを開設する。

2012年7月〜2018年7月日本NPOセンター 代表理事。

現在

認定NPO法人日本NPOセンター 副代表理事、社会福祉法人大阪ボランティア協会 理事長、大阪大学人間科学部 客員教授、関西大学経済学部 客員教授、NPO法人日本ファンドレイジング協会 副代表理事、NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会 理事、日本NPO学会 理事、各地自治体などの各種委員会委員など

専門分野、所属学会、社会活動等

<専門分野>

ボランティア活動・市民活動全般、企業の社会貢献活動、CSR、自治体と市民活動の協働、団塊世代の社会参加など

<所属学会>

日本社会福祉学会、日本地域福祉学会、日本NPO学会、日本福祉教育・ボランティア学習学会

著書

  • 『寝ても覚めても市民活動論』大阪ボランティア協会 2010年
  • 『元気印ボランティア入門』大阪ボランティア協会 1994年
  • 『企業人とシニアのための市民活動入門』大阪ボランティア協会 2005年
  • 『基礎から学ぶボランティアの理論と実際』中央法規出版 1997年(共編)
  • 『自治体・公共施設のためのボランティア協働マニュアル』大阪ボランティア協会 2000年(共編)
  • 『ボランティア・NPO用語辞典』中央法規出版 2004年(共編)
  • 『ボランティア=参加する福祉』ミネルヴァ書房 1981年(共著)
  • 『自治型地域福祉の展開』第一法規出版 1993年(共著)
  • 『NPO基礎講座』ぎょうせい 1997年(共著)
  • 『NPOはやわかりQ&A』岩波書店 2000年(共著)
  • 『NPOと行政の協働の手引き』大阪ボランティア協会 2003年(共著)
  • 『ボランティア白書2003』日本青年奉仕協会 2003年(共著)
  • 『NPOがわかるQ&A』岩波書店 2004年(共著)
  • 『ボランティア・NPOと人権1問1答』解放出版社 2004年(共著) など

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松田 直子(まつだ なおこ)

株式会社Hibana 代表取締役/京都ペレット町家ヒノコ 代表

メッセージ

学生時代に熱帯林や森林の活動をしている中で環境市民の「エコシティー研究会」に出会い、環境首都コンテストの評価軸の検討や先進自治体のヒアリングなどに参加し、貴重な勉強の機会をいただきました。市民参加型のまちづくりのあり方を議論したり、目指すべき未来やミッションについて語ったり、この場に集う方々の熱意に、とても刺激的でした。このたびいただいたご縁を大切にしつつ、私ができることをちょっとずつ実践し、何かカタチにしていけたらなと思います。

私の横顔

シゴトでは「薪炭革命!木と火のある暮らし」を目指して、日々奮闘中。木が大好きなので町家暮らしと、ペレットストーブや七輪など、火遊びを楽しんでいます。

経歴

愛媛県生まれ。立命館大学大学院政策科学研究科修了。環境計画や地域づくりコンサルティングの仕事に従事し、市民活動として、NPO薪く炭くKYOTO(しんくたんくきょうと)の活動に参加。

2006年に森林バイオマス(森林資源のエネルギーやマテリアルとしての利用)の利用を提案する(株)Hibanaを設立。山を元気に、森林バイオマスを活用した火のある暮らしを京都から提案・発信していくことを目指している。森と人とのプラットホーム「京都ペレット町家ヒノコ」を運営している。

京都ペレット町家ヒノコ

専門分野、所属学会、社会活動等

専門:木質バイオマスの利活用・普及啓発/広報

バイオマス利活用アドバイザー

理事や活動に参加している団体

NPO法人 おうみ木質バイオマス利用研究会(OMBK)

NPO法人 日本の森バイオマスネットワーク 京都支部

NPO法人 森のライフスタイル研究所@京都

NPO法人 京都・森と住まい百年の会

NPO法人 エコネット近畿

林業女子会@京都

京都竹カフェ

チームチャッカ

まきくも

京都府地球温暖化防止活動推進員

受賞歴

第10回京都環境賞 バイオマス功労賞

執筆

『火のある暮らしのはじめ方』農文協 日本の森林を育てる薪炭利用キャンペーン編 部分執筆

『現代に生かす竹資源』創森社 内村 悦三編 部分執筆

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松下 和夫(まつした かずお)

京都大学名誉教授
(公財)地球環境戦略研究機関シニアフェロー

私の横顔とメッセージ:

徳島県徳島市の海辺に面した小さな町で生まれ、小学校6年の2学期まで過ごしました。海水浴ができる自然海岸と小さな山と川のある町でした。中学入学直前に千葉県に引越し、高校まで千葉県でした。中学1年の担任の先生の専門が生物で、毎年外房の海岸に臨海実習に出かけ、卒業後もOBとして関わりました。大学の経済学部では、当時アメリカから帰国したばかりの宇沢弘文教授のゼミに所属。都市工学科の助手であった宇井純さんが主宰していた「公害自主講座」にもよく顔を出しました。そんなご縁から当時設立されたばかりに環境庁への就職を選択しました。今から振り返ると当時の職場はブラック企業のような環境でしたが何とか生き延びることができました。設立当初の環境庁は弱小官庁で人も予算も少なかったものの、皆さん志だけは高かったようです。自然保護や大気保全、自動車公害対策などに関わり、その間に海外留学や国際機関勤務の機会もありました。だんだんと庁内の国際派とみなされるようになり、地球環境問題を行政の課題にする仕事に関与し、地球サミットや気候変動枠組条約、京都議定書の交渉などにも参画しました。その過程で持続可能な社会の実現とそのための政策研究がライフワークとなってきました。2001年に大学に移り、12年近く京都に住むこととなりました。とはいっても当時は京都と自宅のあった横浜、そして東京とを行き来する日々でした。京都大学定年退職後の現在は、自宅の横浜を拠点とし、少しゆっくりとした気持ちで、これまでの経験を活かして、心の則に従い少しでも世の中のお役に立てればと考えています。

経歴:

1948年生まれ

1971年東京大学経済学部経済学科卒業、72年(同)経営学科卒業

1976年ジョンズ・ホプキンス大学大学院修士課程修了

1972年に環境庁入庁後、大気規制課長、環境保全対策課長等を歴任。OECD環境局(本部パリ)、国連地球サミット(UNCED)事務局(上級環境計画官、本部ジュネーブ)でも勤務

2001年から2013年まで京都大学大学院地球学堂教授(地球環境政策論)を務める。

2013年から名誉教授。

国連大学高等研究所客員教授、東京都市大学客員教授等も歴任。

専門分野、所属学会、社会活動:

環境経済・政策学会理事、国際アジア共同体学会理事、日本GNH学会常任理事、(一財)環境イノベーション情報機構評議員、環境再生保全機構地球環境基金運営委員(評価専門委員長)、ブータン王立大学学術研究顧問、(一財)地球・人間環境フォーラム研究顧問、(一社)日本釣用品工業会理事

著書:

『自分が変わった方がお得という考え方』、中央公論社、(2015年)共著

『環境と開発への提言』(2015年、東京大学出版会)、監訳

『地球白書』(ダイヤモンド社)など、監訳

『地球環境学への旅』、文化科学高等研究院、(2011年)単著

『環境ガバナンス論』、京都大学学術出版会、(2007年)、編・著

『環境政策学のすすめ』、丸善、1-180頁(2007年) 単著

『環境ガバナンス(市民・企業・自治体・政府の役割)』,岩波書店,(2002年)単著

『地球温暖化読本』,海象社頁,(2002年)単著

Environment in the 21st Century and New Development Patterns, Springer, 2001, ed

『環境政治入門』,平凡社,(2000年)単著

『地球大異変』、学習研究社、(1990年)

『地球環境の政治経済学』、ダイヤモンド社、(1990年)共著

個人ホームページ:

http://48peacepine.wixsite.com/matsushitakazuo

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監事(五十音順)

中村 広明(なかむら ひろあき)

弁護士

1959年4月 長野県生まれ

1984年3月 東京大学法学部卒業

1986年1月 弁護士登録(京都弁護士会) 2012年11月 けやき法律事務所より独立し、五岳法律事務所開設

弁護士登録以来、京都弁護士会の公害対策・環境保全委員会に所属しています。環境アセスメント制度などに関する提言を弁護士会として行ってきました。政策の決定や実施の過程への市民参加に興味を持っています。よろしくお願いします。

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吉井 英雄(よしい ひでお)

公認会計士

1958年4月京都生まれの57歳。公認会計士。

仕事で英国に5年半住んだことがありますが、古き良きものや豊かな自然に囲まれて人々が幸せそうに暮していたことが印象的でした。ひるがえって、我が日本、とくに近年の京都では、時代の流れとはいえ、町並み破壊がどんどん進んでいます。便利さだけを追い求めてきた感のある日本ですが、多少不便であっても、自然と共存できるような街作りを本気で考えていかねばならない時期にきているのではないでしょうか。「豊かな自然に囲まれたゆとりのある暮しがしたい」という純粋な気持ちを大切に、少しでも環境市民の皆様方のお役にたてればと思っております。

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アドバイザー

明致 親吾(あけち しんご)

京都CSR推進協議会 会長

メッセージ

CSRとは企業が社会に信頼を築く経営にほかなりません。企業数の大半を占める中小企業がCSRに取り組み、また企業人の大半を占める中小企業の従業員がその活動を展開すれば、社会の課題解決にとってそのパワーは計り知れません。イノベーションや企業市民精神、コンプライアンス、環境保全など、本業を通じた全社一丸の取組みが自社の信頼の構築とともに社会課題の解決に寄与します。「これがわが社のCSR」をコアコンピタンス・ブランドとして育みましょう。

私の横顔

100年の人生を4分した古代インドの思想『四住期』の第3四半期の「林住期」、その後半にさしかかる無趣味な私にとって各方面からいただく仕事は貴重な自分のための「林住期」の生き様です。社会の役に立つかどうかは二の次に、生涯現役を目指したいと願っています。

経歴

1944年生まれ。大阪府出身。1969年立石電機㈱(現オムロン㈱)入社。営業職・経営企画職などを経て92年名古屋支店長。95年取締役に就任し米国現地法人社長。99年執行役員常務人事総務本部長。執行役員専務を経て2004年取締役副社長。CSRの浸透、機関投資家との対話(IR)、ガバナンス改革、企業理念の改定・共有などに携わる。2008年6月退任。

2011年から2014年3月まで同志社大学大学院ビジネス研究科客員教授として「変化する企業行動と経営」の講義を務める。

現在

オムロン㈱在籍中にCSRに取り組んだ経験を活かし、CSRの啓発や促進に従事。特に中小企業のCSR推進に力を注いでいる。京都府の労働委員会委員をはじめ、各種委員会委員や長岡京市事務事業外部評価委員、総合計画審議会委員を務める。

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中原 秀樹(なかはら ひでき)

東京都市大学大学院環境情報学研究科 教授

メッセージ

今日から半世紀ほど前の1962年、暗殺されたアメリカ大統領のケネディが「消費者4つの権利(①安全を求める権利②知る権利③選ぶ権利④意見を聴いてもらう権利)」を提唱し、その後世界各国で「消費者保護」の政策がとられるようになりました。

それまで市場ではLet the buyer beware(買い物をするものは用心を心がけよ)と注意するのが当たり前なくらい市場は乱れていました。実はこの教えイギリスの詩人で「失楽園」の著書で有名なジョン・ミルトンが1698年の著作に記した言葉とされていますが、その考えの発想の元は旧約聖書のエゼキエル10-11 「There are wheels within wheels.[Ezekiel10-11](車輪の中に車輪がある)」に遡ることができます。それは、Take heed of the snake in the grass(草の中にいる蛇に用心せよ)に由来し、要は「見えない中身には用心せよ」ということです。中身が隠され、目に見えないところには、危険があるから用心しなければならない。とくに(グリーンウォッシュで消費者の善意を踏みにじる)裏切りもの(企業)には用心せよという意味で用いられているようでもあります。まさにミルトンは「中身が隠され、目に見えないところには、危険があるから用心しろ、とくに裏切りものには用心せよ」と注意を喚起しており、それはまた同時に現代の消費者に「目に見えないものは危険だという考えは、買い物にも当てはまります。商品の中身と外見の違いに注意を促し、買い物には用心せよ」と警告しています。ご用心のほど。

私の横顔

メディアなどの活動として、NHK『暮らしの経済』で海外情報コメンテーターとして8年間にわたって出演(1985-1992)。また『21世紀ビジネス塾(NHK)』『土曜オアシス(NHK)』などの講師として出演。そのほかテレビ朝日、TBS、BSフジ、テレビ神奈川、FM東京、J-WAVE、文化放送などにもコメンテーターとして出演。また北海道新聞、毎日新聞、朝日新聞、産経新聞などでコラムニストとして執筆活動も行ってきました。

経歴

東横学園女子短大助教授、マンチェスター・メトロポリタン大学客員教授を経て武蔵工業大学環境情報学部教授、現職に。専門は「持続可能な消費」。環のくらしフォーラム座長(環境省)、産業構造審議会専門員(経済産業省)、先駆的省資源・省エネルギー事業推進委員会会長(内閣府)、中央教育審議会専門委員(文部科学省)、世田谷区環境審議会会長、環境経営学会会長などの公職を歴任。教職の傍らグリーン購入ネットワーク(GPN)名誉会長、国際グリーン購入ネットワーク(IGPN)会長、横浜市地球温暖化対策地域協議会会長としてNPO活動にも従事。2013年1月国連環境計画(UNEP)の持続可能な公共調達イニシアティブ(SPPI)アドバイザーに就任。

学会では、環境経営学会員、日本LCA学会顧問、環境経済・政策学会員、日本消費者教育学会評議員として活動しています。

2007年5月Consumer Citizenship Network(CCN)から「 TOWER PERSON AWARD FOR CONSUMER EDUCATORS INTERNATIONAL 2007 (国際的な消費者教育に貢献した代表人物賞2007」を受賞しました。CCNは、EU議会、UNEP(国連環境計画)、UNESCO、Consumer International(国際消費者機構)など37ヶ国133機関からなる国際組織。

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西村 仁志(にしむら ひとし)

環境共育事務所カラーズ代表、広島修道大学人間環境学部教授

メッセージ

「環境教育」と出会って30年近くになりました。子どもたちと一緒に自然を体験することが原点でしたが、暮らしをデザインすること、そして社会をデザインすることへと領域は大きく広がってきました。みなさんもどうぞその歩みのなかに参加してきてください。

私の横顔

京都生まれ、京都育ち。先祖代々から続く左京区北白川の先住民ですが、2012年から広島県廿日市市へ移住いたしました。広島と京都の往復生活です。

また、アメリカ・カリフォルニア州にある「ヨセミテ国立公園」に1995年以来毎年通っています。ここでの出会いや体験も私の人生を形づくる大切なものです。

経歴

1963年京都生まれ。京都YMCAに勤務の後、1993年個人事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業。自治体や企業、NPO等の環境学習・市民参加まちづくりのコーディネートや研修会の企画運営などを行ってきた。2006-2011年は同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授。2012年より広島修道大学人間環境学部に着任。

専門分野

野外教育・環境教育・青少年教育・ソーシャルイノベーション。

所属学会

日本環境教育学会(理事)、日本ウエルネス学会(理事)、日本野外教育学会

著書

  • 『ソーシャル・イノベーションとしての自然学校』みくに出版
  • 『ESD拠点としての自然学校』みくに出版(共著)
  • 『日本型環境教育の知恵』小学館クリエイティブ(共著)
  • 『ソーシャル・イノベーションが拓く世界』法律文化社(編著)

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