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京都府内の調査参加者からいただいた感想
くるん京都 佐藤文絵さんからいただいた調査感想
日々の行動範囲のなかで10数店舗、調査させてもらいました。
いつもプラスチックや包装について関心をもって見ているつもりでしたが、調査員の眼で売り場を改めてみてみると、思っていた以上に、プラスチックで包装が多いことに驚きました。一番近いスーパーの野菜のうち裸売りはたった3点だったことはショックでした。問題に思いつつも、どこか目が慣れてしまっているのですね。
残念なのは「はだか売りの野菜・果物の割合」という調査項目に対し、先進的な京都の量り売りスーパー・斗々屋を除いて、「全体の1~20%」しか選ぶことができなかったことです。さらに、ほとんどの店は10%以下だったと思います。
ひとつのお店から、毎日どれだけの量のプラスチックを世に送り出しているのか、そんな調査も見てみたいです。あるスーパーの店長さんから、包装資材代として3つの店舗で年間1800万円のがかかっているとお聞きしたことがあります。多くの人が「過剰包装だなあ」と思いながら、お金を出して包装資材を含む商品を買い、それを捨てて処理するのにまたお金をかける。こういう状況を本気で打破していきたいです。
ポジティブなことをひとつだけあげるなら、調査を通して、店によるちょっとした違いがあることにも気づきました。これは他のお店も取り入れてほしい、と思う工夫もありました。そういった知恵が、事業者間で交換されて、広がっていくようにしていきたいですね。
新婦人の会 右京支部 上村賀代子さんからいただいた調査感想
「野菜はどうやって売ったらいいの?」
報告会の中で話されていたかもしれませんが、フランスではプラ包装無しで野菜はどのように販売されているのでしょう。昔の八百屋さんや海外の市場の
ように、売り手が買い物客ひとり一人に対応しながら、又は斗々屋さんのようなシステムでしたら可能でしょうが、今のスーパーでは想像ができません。
バナナやホウレンソウまで包装されてしまったのは、コロナのせいでしょうか。
お店に聞いてみたいものです。プラスチックを減らしていくためにもお店とタッグが組めたらいいですね。
趣旨からははずれるかもしれませんが、包装が生産者にゆだねられているケースの場合は、包装無しで規格に合わせず出荷できれば、ひと手間もふた手間も省けて生産者も助かるのではないでしょうか。